モークルが「真似された」話|悔しさより、誇らしさが勝った理由
モークルストーリー
2026/10/08 (更新日:2026/10/06)

自分が考えて世に出したものが、ある日、別の会社のサービスとして紹介されていた——。今回は、モークルが「真似された」ときのお話です。驚きの出来事でしたが、今振り返ると、不思議と悔しさよりも誇らしさが勝っています。その理由も含めて、正直にお話ししたいと思います。
2020年春、一通の問い合わせ
2020年の春、モークルのホームページに一通の問い合わせが届きました。
「代理店としてモークルを販売したい。社内で検討したいので、資料を一式送ってほしい」
送ってくださったのは、園バス向けの機器を扱っている会社でした。当時のモークルは、まだ問い合わせもそれほど多くない時期です。正直に言うと、とても嬉しかったのを覚えています。
すぐにオンラインで打ち合わせをして、モークルの仕組みを一通りご説明しました。「デモ機も見てみたい」とおっしゃるので、デモ機一式を無料でお貸ししました。
その後も、いろいろなご質問をいただきました。「ドライブレコーダーのGPSではなく、無線機でできないか」「自社で使っている無線機と連携してもらえないか」。代理店として本気で取り組んでいただけるのだと、こちらも前向きに受け止めていました。
途絶えた返事と、「えーーー」
ところが、代理店契約の契約書をお送りしたところから、お返事がぱったりと途絶えました。
しばらく経ったある日、ふとその会社のホームページを見て、思わず声が出ました。
「えーーー」
そこには、コンセプトも見た目も、モークルとよく似たシステムが紹介されていたのです。
モークルの仕組み自体は、技術的に特別なものではありません。似たものが出てくること自体はあり得ると思っていました。ただ、まさかこういう形で出会うとは思っていませんでした。
やられっぱなしでは終われない
驚きはしましたが、立ち止まっているわけにもいきません。このとき、「モークル」の名前とロゴを商標登録しました。自分たちが育ててきたものを、きちんと守っていこうと決めたのです。
そして、もう1社
話はそれだけでは終わりませんでした。その後しばらくして、今度は業界の大手企業からも、LINEで送迎バスの位置を知らせる、よく似た仕組みが登場したのです。
これには、ちょっと笑ってしまいました。
悔しさより、誇らしさ
ただ、今あらためて振り返ってみると、不思議と恨みや怒りの気持ちはありません。
むしろ、こう思うのです。
自分が考え、自分が世の中に出したものを、真似して商品化した会社が2社もある。しかも、そのうち1社は大手企業です。
これは、なかなか経験できることではありません。LINEでバスの状況を知らせるという仕組みに、それだけの価値があると認めてもらえた証拠なのだと思います。ちょっとくらい、自分を誇ってもいいのかな、と。
それでも、モークルを選んでもらうために
実際、その後もこれらのサービスと正面からぶつかったことは一度もありません。それぞれが、それぞれのお客様のもとで役割を果たしている。そんな棲み分けができているように感じています。
GPSとLINEを組み合わせる、という仕組みそのものは、どこも大きくは変わりません。それは事実です。
だからこそ、モークルは細かな改良を積み重ねてきました。LINEの画面デザインの変更に合わせて表示を見直したり、バスの乗降管理と連携させたり。一つひとつは小さな機能アップですが、「やっぱりモークルがいい」と選んでもらうための微調整を、今も続けています。
「モークル」という名前
もう一つ、大切にしてきたのが名前です。
「モークル」という、口にしやすい響きにしたことで、覚えてくださる方が本当に多くなりました。お客様が打ち合わせの中で、何気なく「モークルが」と言ってくださる。そのたびに、今でもうれしくなります。
あのとき商標登録をしてまで守りたかったのは、きっとこの名前と一緒に積み重ねてきた、お客様との時間だったのだと思います。
これからも「モークル」という名前に恥じないよう、「バスが今どこにいるのか知りたい」という声に応え、バスの安全な運行を支えるサービスとして、進化を続けていきます。





今すぐモークルの画面をお試し!