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託児所と保育園の違いとは?それぞれの特徴を詳しく解説

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2023/03/17

子どもを預かってもらえる施設には、保育園や幼稚園・託児所などがあり、どの施設を利用するかは、保護者の判断になります。
しかし、それぞれの違いや特徴についてはしっかりと理解していない方も多いのではないでしょうか。
特に、多様な働き方をする家庭が多い今、さまざまなニーズに対して柔軟に応えられる託児所の需要は増加傾向にあります。
この記事では、保育園と託児所の特徴や違い、両施設でICT化が進む背景についても詳しく解説します。

 

保育園とは?

「保育園」とは「保育所」の通称で、0才~就学前までの乳幼児を保育するための施設です。
仕事などさまざまな事情により、日中子育てができない保護者の代わりに、子どもたちを預かることを目的とし、多くの園では7時から19時まで保育を行っています。
単に子どもたちを預かるだけでなく、遊びや色々な体験を通して、成長過程で必要なことを学ぶことができる場所です。
保育園を管轄しているのは厚生労働省で、子どもを預けるためには各自治体へ保育利用の申し込みをする必要があります。
保育園には「公立保育園」と「私立保育園」がありますが、基本的に保育指針に沿って年齢に応じた保育をするため、保育内容にはあまり違いはありません。

ただし、公立保育園の職員は地方公務員となるため、安定して長く働く経験豊富な保育士が多い傾向にあり、保育の質が一定の水準を満たしているという特徴があります。
さらに、保育園には施設基準などを満たして自治体などから認可されている「認可保育園」と、基準を満たさず認可されていない「認可外保育園」があります。
「認可保育園」では、公立・私立に関わらず補助金をもらうことができます。「認可外保育園」は補助金などの収入源がありませんが、独自の教育プログラムを展開するケースもあり、認可外保育園が認可保育園よりも劣っているとは一概には言えません。

 

託児所とは?

一方、「託児所」とは、乳幼児を預かり保育する施設のことで、認可外保育施設のうちの一つに該当します。
企業の従業員が子どもを預けて働くことができる事業所内託児所や、病院内で働く医師や看護師の子どもを預かる院内託児所、商業施設の一時預かり、イベント会場などのキッズスペース、夜間預かりが可能なベビーホテルなど、形態が幅広いことが特徴です。
保育園に比べ規模が小さい施設が多く、預かる子どもの人数も少ないので、小規模でアットホームな雰囲気です。1人ひとりの様子を把握しやすく、体調の変化などにも気づきやすいこともメリットの1つです。
また、託児所には保育園と違い、管轄する省庁がないため基準が緩やかです。ただし、託児所運営の際には、自治体に認可外保育施設設置届出書の提出が義務付けられています。
経営の自由度が高く、さまざまな目的に合わせた託児所があり、受け入れ年齢や保育時間なども託児所ごとに異なっています。
利用料金も施設によって幅があり、特に企業の託児所の場合は安めに設定されていて、中には無料で預かってくれるところもあるようです。
用事やリフレッシュなどの理由でも預かってもらえるなど、施設によって柔軟に運営されているのも託児所の特徴で、認可保育園に入れない子どもを預けるケースも増えています。

▼参考:
厚生労働省「認可外保育施設に対する指導監督の実施について」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000159998.pdf

 

保育園と託児所、施設としての違いは?

保育園と託児所は、どちらも子どもを預かるという目的は同じですが、利用できる「条件」が異なります。
条件が異なる理由は、管轄している省庁の違いからです。保育園の管轄は厚生労働省で、保育に重点を置いています。託児所には、特に管轄している省庁はなく、幅広い施設が該当します。
保育園は、保護者の仕事などにより、家庭で保育ができない場合に子どもを預けることができます。対象は0歳~5歳までの乳幼児です。
託児所は、保護者が仕事をしていなくても子どもを預けることができます。保育園の場合は届け出を提出し、審査結果を待ってから入所が決定しますが、託児所は施設によっては、申し込み当日に利用することもできます。
保育園はあくまでも成長を促す保育が目的ですが、託児所は保護者の都合や状況などにより、さまざまなシーンで活用され、厳密な利用条件が定められていないのが、利用する上での大きな違いになります。
 

保育園と託児所でICT化が進む理由とは?

共働き世帯が増える今、少子化でも保育需要が高い状態が続いており、延長保育や夜間保育などのさまざまなニーズに応える託児所はさらに増えていくと考えられます。
その一方で保育士不足が深刻化しており、全国的な社会問題となっています。各施設は保育士の採用や定着に向けて模索を続けていますが、これから保育園や託児所が増えても、そこで働くことができる保育士がいなければ、質の高い保育の提供は難しいでしょう。
こうした保育士不足問題を解決し、働きやすい環境を作るためには、給与アップや残業時間を減らすなどの待遇改善が必要となります。
そのために効果的なのが、保育ICTシステムの導入です。保育ICTシステムは、園児情報の管理や職員の勤怠管理、保護者へのお知らせ機能などの多くの機能が搭載され、保育業務の大幅な効率化を実現できるシステムです。
例えば、保育士の大きな負担となっている業務の1つに書類作成などの事務作業が挙げられますが、保育ICTシステムを活用すれば、さまざまな書類の入力・修正をスムーズに進めることができます。
保育園や託児所で働く保育士は、面倒な作業の業務負担が軽減できる分、子どもたちと向き合う時間を十分にとることができ、質の高い保育の提供につながるでしょう。保護者の方も安心して子どもたちを預けることができます。
保育ICTシステムには業務効率化を始め、さまざまなメリットが多く、全国的に導入を進める施設が増加しており、今後もこの傾向が続いていくと予想されます。


 

保育士の希望から生まれたICTシステム「うぇぶさくら

保育士部族問題の解決策として注目されている保育ICTシステムの中でも、おすすめしたいシステムが「うぇぶさくら」です。
保育園や幼稚園の先生たちからヒアリングした希望をすべて詰め込んで開発された、保育ICT化対応の保育管理システムで、多くの園から選ばれており、関西圏No.1の1,100件以上の導入実績があります。
園児台帳、指導計画、登降園管理、保護者請求、事故・ヒヤリハット、職員出退勤管理、発達チェック、行事カレンダー、職員台帳管理、アレルギー管理、健康診断、職員シフト管理、連絡帳機能など、多くの便利な機能を搭載。
全てWeb上で一元管理が可能で、操作も簡単なので、誰でもすぐに使いこなすことができます。
業務負担を軽減することで園児たちに向き合う時間を確保し、園児の情報管理をより便利にすることで、質の高い保育サービスの提供につなげられる、保育ICTシステム「うぇぶさくら」。
保育士不足解消のためにも、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか

▼総合保育管理システム うぇぶさくら
https://web-sakura.jp/

弊社でもうぇぶさくらを取り扱っておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
https://moqul.net/contact

 

まとめ

  • 「保育園」とは「保育所」の通称で、0才~就学前までの乳幼児を保育するための施設
  • 「託児所」とは、乳幼児を預かり保育する施設のことで、認可外保育施設のうちの一つ
  • 保育園と託児所は、管轄している省庁の違いから利用できる条件が異なる
  • 保育士不足が深刻化する中、問題解消のために保育園・託児所共にICT化が進んでいる
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