車両運行管理サービス(自家用自動車管理業)とは?基礎知識を解説
お役立ち情報
2022/01/21
社員や利用者の送迎や、営業などの移動時に使うため、社用車やバスなどの車両を所有している企業は多くあります。
これらの運行を把握し自社で管理するためには、多くの費用がかかり、メンテナンス業務などもこなさなくてはなりません。
負担が大きくなると、通常業務に支障が出る可能性もあります。
このような場合に役立つのが「車両運行管理サービス(自家用自動車管理業)」です。
「車両運行管理サービス」とはどんなサービスなのか、導入の際のメリットやデメリットについて、運行管理システムが標準搭載された位置情報システムについてもご紹介します。
車両運行管理サービスとは?
「車両運行管理サービス」とは、「自家用自動車管理業」とも呼ばれ、役員車や社用車、送迎バスなど企業や団体で所有する自家用自動車に対し、「運行」と「管理」を総合的かつ長期的に請負うサービス・業務のことです。
車両を日々スムーズに運行するために必要な、多岐にわたるサービス内容が含まれ、具体的には、下記のような業務になります。
自動車の運転
運行情報に合わせ、運転技能教育を受けたプロのドライバーが自動車を運転します。
運行情報の伝達
運行情報を確認し、ドライバーに対して必要な指示をWebやメールを介して伝達するなど、運行支援を行います。
労務管理
過労運転を防止するために、労働基準に従って勤務時間と乗務時間を定め、出退勤の労動時間を把握し、ドライバーの配置決定などを管理します。
消耗品の補充・交換
運転に必要な燃料やエンジンオイルなどを適宜補充し、必要に応じて部品なども交換します。
定期点検
日頃の点検整備や定期点検・車検の手続きを行います。
自動車保険の加入・事故処理
任意自動車保険に加入し、交通事故の初期対応から解決まで対応します。
車両運行管理サービスのメリット・デメリット
自社で車両の運行や管理を行うのではなく、車両運行管理サービスを導入すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれを具体的に解説していきます。
車両運行管理サービスのメリット
車両管理サービスには多くのメリットがあります。
一つめの大きな利点は、費用を削減できること。
自動車保険料やドライバーの人件費など、自社で直接管理するよりも安く契約・雇用できる場合が多くあります。
保険料や人件費、燃料費なども一括で可視化できるので、コストの管理もわかりやすくなり、ムダな費用のカットができます。
二つめは負担を軽減できること。
毎日の車両整備や消耗品の補充は手間がかかるものですが、車両管理サービスを利用すれば、すべて任せることができます。
複雑な運行計画業務や車両の運行に伴う労務管理など、込み入った事務作業に時間をかけることもなく、その他の業務に集中できるので業務の効率化も期待できるでしょう。
さらに三つめとして、万が一の事故発生時にも迅速に対応できるため、安全面でのメリットがあります。
任意の自動車保険への加入、事故の初期対応から交渉から補償まで、すべて責任を持って担当してもらうことができ、安心です。
車両運行管理サービスのデメリット
車両運行管理サービスのデメリットとしては、導入コストがかかることが挙げられます。
このコストに対して、どれくらいの効果が見込めるのかを考え、サービスにかけられる予算をしっかりと計算することが大切です。
内容や価格面も、シンプルで導入しやすい価格帯のものから、高機能で高価なものまで大きな差があり、さまざまなものが提供されています。
複数の会社のサービスや費用を比較し、初期コストの低いものを採用することで、導入のハードルを下げることもできます。
車両運行管理サービス導入時だけでなく、実際に運用続けた場合のコスト削減についても考慮し、長期的な視点での導入検討が重要です。
送迎バスの位置情報LINE通知システム「モークル」は、運行管理機能も搭載
車両運行管理サービスの導入時に合わせて検討したいのが、送迎バスの位置情報LINE通知システム 「モークル」です。
運行状況がリアルタイムで把握できるアプリで、必要な時に位置情報を知ることができるのはもちろん、運行管理機能も標準搭載されているのが大きな特徴です。
位置情報をLINEで通知!幅広い年代が使いやすい
「モークル」は、バスに設置したGPS位置情報システムから、運行状況がリアルタイムで把握できるバス位置情報通知アプリです。
LINEで手軽に利用でき、新たにアプリをインストールする手間がなく、QRコードを読み取り「友達追加」するだけで使用可能。
「バスが今どこを走っているのか」を知りたい時にチェックできるので、「あとどのくらいで着く?」「もう行ってしまったかな?」という、利用者の不安やイライラを解消できます。
機能もシンプルで「今どこ?」ボタンをタップするだけで、バスの現在位置住所、速度、進行方向が返信されます。
操作や登録の説明をしなくても、どの年齢層の方もすぐに使いこなすことができるわかりやすい仕様です。
バス送迎サービスのある幼稚園・保育所のほか、自動車学校、老人ホーム、地域のコミュニティバス・社員送迎バスなど、様々な施設でご利用いただいています。
車両運行管理システムを標準装備
「モークル」には、パイオニア運行管理システム「ビークルアシスト」が標準装備されています。
インターネットで簡単に使える運行管理システムを利用できるので、バスの運行管理や事故防止にも役立ちます。
車両運行管理サービスを導入する際に、「モークル」を採用すれば、運行管理機能を利用できるのに加えて、位置情報システムで利用者の満足度も向上させられます。
主な機能は以下の5つです。
1 運行日報の作成
バスの運転時間、走行距離、位置情報データから、運転日報を自動で作成します。
毎日の運行管理を効率化に役立ちます。
2 ドライバーの運転診断
急ブレーキや急ハンドル、速度超過など、事故につながる危険運転を点数化しチェックします。
ドライバーへ注意喚起し、適切な運転指導をすることができます。
客観的な記録・分析からドライバー自身では気が付かなった運転のクセや、運転しにくい場所にも気が付くことができます
3 バスの現在位置情報を表示
パソコンの画面でバスの現在位置が表示されます。
位置情報は15秒ごとに更新され、現在位置が地図上で一目で確認できるようになっています。
車両やドライバーの位置情報をリアルタイムに把握し、記録して管理できるので、業務効率化にもつながります。
4 ドラレコ映像を随時送信
搭載されたドライブレコーダーで、記録した危険運転の映像20秒間を送信します。
危険運転の通知は管理者宛にメールで送られるので、事務所にいながら、現場の情報を確実に把握できます。
5 危険運転の警告
急ブレーキ、急ハンドルなど危険運転があった時、ドライブレコーダーが音声と画面の表示でドライバーに警告します。
瞬時に警告することで、ドライバーが緊張感を持って運転でき、日々安全運転を心がけることができます。
まとめ
- 車両運行管理サービスとは、自家用自動車の運行と管理を行うサービスや業務のこと
- 導入することで費用削減や業務負担軽減のメリットがある
- コストがかかるため、導入費用やサービスの選択は効果を見極めて判断が必要
- 「モークル」には、運行管理機能が標準搭載されており、事故防止・業務効率アップに役立つ