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安全運転管理者とは?役割と業務について解説

幼稚園、保育園運営

2022/03/11

営業活動や運営する施設への送迎のために、社用車・送迎バスを保有している企業は多くありますが、社用車を一定台数以上所有する場合には「安全運転管理者」を選任する義務があります。

万が一、社用車の使用中に事故が発生した場合、企業として社会的な評価を下げることにもつながってしまうため、迅速かつ最善の対応が求められます。

そのために、安全運転教育や自動車の安全な運行を管理し、日頃からリスクを軽減する重要な役割を果たしているのが「安全運転管理者」です。

今回の記事では、安全運転管理者の役割・選任、詳しい業務内容を解説。
安全運転管理者の業務効率をアップさせてくれる車両管理システムについてもご紹介します。

安全運転管理者とは?

安全運転管理者とは、社用車を使用する事業所などで、安全運転教育や自動車の安全な運行を管理する担当者のことです。
定員11人以上の自動車を1台以上、または定員を問わず5台以上の自動車を保有する場合、道路交通法によって安全運転管理者の選出が義務づけられています。

運送業や輸送業だけではなく、営業車を使用する製造業やサービス業など、全ての事業者が安全運転管理者の選出義務の対象です。

企業単位ではなく、事業所単位での人選が求められ、安全運転管理者の氏名を事業所の所属する地域の公安委員会に届ける必要があります。

安全運転管理者の選任

安全管理者は、下記の決められた資格を満たす方の中から選任する必要があります。

  • 年齢が20歳(副安全運転管理者を置く事業所は30歳)以上
  • 運転管理実務経験2年以上
  • 上記の者と同等の能力があるとして、公務員委員会の認定を受けている

さらに、専務や部長・課長など、事業所の従業員を指導し、車両を管理できる地位にある者が望ましいとされています。

資格要件を満たしていても、 公安委員会により解任された日から2年を経過していない者や、飲酒運転や駐車違反などの違反をした日から2年を経過していない者は、安全管理者になることができません。

安全運転管理者の業務

安全管理者の主な業務は、一言でいうと「安全な運転に必要な業務」になりますが、かなり広範囲にわたる業務内容です。

安全運転管理者が業務を怠ったり、十分に業務を行わなかったりすると、重大な事故が発生する可能性があり、賠償責任発生のリスクもあるので、業務の適切な遂行が求められます。

安全管理者の主な業務は、具体的には下記の内容です。

運転者の状況把握

安全運転管理者の主要な業務が、運転者を管理すること。ドライバーの適正や知識・運転技能を把握し、運転時に道路交通法を守っているかをチェックします。

運行計画の作成

安全運転管理者の業務には、営業車の運行全体の管理も含まれ、適切な運行計画の作成も大切な業務です。

使用の状況を管理するために運行日誌を用意し、運転者に記録を義務付けます。

交替要員の配置

運転者が長距離の運転や夜間運転をする必要がある場合、疲労により安全な運転ができなくなるリスクがあるため、あらかじめ交替要員を配置します。

異常気象時等の措置

異常気象や天災が発生した場合に、安全運転の確保のため、状況に応じて運転者に対する情報提供や運行の指示を行います。

点呼と日常点検

運転者に対して点呼を行い、飲酒や過労、病気などで正常な運転ができないリスクを把握します。

運転日誌の記録

運転日誌を備え付け、運転者名、運転の開始及び終了の日時、運転した距離などを運転者に記録させます。

事故が起きた際には車両を管理している企業にも責任が生じる可能性があるため、事故が起きた際のリスクを最低限に抑えたり、万が一の事態に備えたりするために重要な記録となります。

安全運転指導

運転する社員に対し、常に安全運転に関する技能や知識など、安全運転に必要な情報を提供し、指導も行います。

安全運転管理者は、事業活動において営業車を利用するために不可欠な存在です。
役割をしっかり把握し、安全かつ有益に自動車の利用を行いましょう。

車両管理システムの活用

安全管理者の業務をスムーズにするために、車両管理システムを活用するのも一つの方法です。

全ての車両情報をまとめて知ることができ、車種やナンバーなどの基本的な情報から、車検などのメンテナンス情報、リース車の契約内容なども、一括で管理が可能です。

業務日報の作成も簡単にできるので、作成業務にかかっていた時間を大幅に短縮することができ、残業を減らすことができます。

作業の軽減のほか、車の運行状況を把握することで、運行ルートは適切か、安全運転をしているかという運転者の運転適性なども評価することができます。

さらに、車の稼働状況を確認することで、車両の追加や削減の判断ができ、車の維持費や保険料を見直すことでコストダウンにもつながります。

車両管理システム搭載「モークル」で業務効率化

さまざまなメリットのある車両管理システムですが、導入におすすめなのが「モークル」です。

送迎バスの位置情報をLINEで知らせることができる「モークル」には、運行管理システムが標準装備されています。

パイオニアの運行管理システム「ビークルアシスト」を搭載しており、インターネットで簡単に使える運行管理システムを無料で利用可能。

業務効率アップに役立つ5つの機能があります。

1:運行日報の作成

バスの運転時間や走行距離、位置情報データから、運転日報を自動で作成します。
毎日の日報作成にかかっていた業務を簡略化することができ、運行管理の業務全体の効率アップにつながります。

2:ドライバーの運転診断

運転中の急ブレーキ、急ハンドルなどの危険運転の回数を記録・分析し、事故につながる危険運転を点数化。
ドライバーへの適切な運転指導を行うことができます。

3:バスの現在位置情報

パソコンの画面でバスの現在位置を確認できます。位置情報は15秒ごとに更新され、バスの現在位置をリアルタイムで把握することができます。

運行状況データを自動的に可視化でき、業務負荷を軽減することが可能です。

4:事故・危険映像の取得

最新のテレマティクスを使って、事故レベルの危険運転の鮮明な映像20秒間をドライブレコーダーから自動送信します。

危険運転の通知は管理者宛にメールで送信され、事務所に居ながらにして、現場の情報を確実に把握できるので、万が一の場合にも迅速な対応が可能です。

5:危険運転の警告

急ブレーキ、急ハンドルなど危険運転があった時、ドラレコが音声と画面の表示でドライバーに警告します。

すぐに警告することで、ドライバーが緊張感を持って運転することができます。

車両管理システム搭載「モークル」の導入で、安全運転管理者の負担を軽減し、より便利に精度の高い車両管理を行ってはいかがでしょうか?

▼モークル「モークルが選ばれる理由」
https://moqul.net/reason

まとめ

  • 安全運転管理者とは、安全運転教育や自動車の安全な運行を管理する担当者のこと
  • 安全管理者は、決められた資格を満たす者の中から選任する必要がある
  • 安全管理者の業務は、運転者の状況把握や 運行計画の作成など広範囲にわたる
  • 車両管理システムを活用することで、安全管理者の業務効率アップを
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