【令和3年度年版】保育園のICT化と補助金活用について!
幼稚園・保育園のIT化
2021/09/02 (更新日:2026/07/28)

待機児童問題の解消や保育士の業務負担軽減は、保育現場が長年向き合ってきた課題です。この解決策として近年広がっているのが「保育現場のICT化」です。
ICT化とは、インターネットを活用した業務支援システムを導入すること。パソコンやタブレット、スマートフォンを使って保育記録の入力や園児の登園管理、保護者との情報共有などを行えるようになり、保育士・保護者双方の負担軽減につながります。
一方で気になるのが導入コストです。システムの導入には初期費用がかかるため、二の足を踏んでいる園も少なくありません。そこで活用したいのが、厚生労働省・文部科学省・自治体などが整備しているICT化推進のための補助金制度です。この記事では、代表的な補助金制度の内容と、申請の流れを解説します。
保育園・幼稚園のICT化に使える補助金制度
保育所等におけるICT化推進補助金(厚生労働省)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目的に、保育の周辺・補助業務に関わるICTを活用した業務システムの導入を支援する制度です。あわせて、都道府県等が実施する研修をオンラインで受講できるようにするための教材作成費なども対象になります。
- 対象経費:保育士の業務負担軽減に資する保育業務支援システムの導入にかかる購入費・リース料・保守料・工事費・通信費およびその消費税
- 対象施設:保育園、認定こども園
- 補助金額:1施設あたり上限100万円
企業主導型保育事業費補助金「運営支援システム導入費加算」
企業主導型保育事業を実施する中小企業事業主が対象。保育士の業務負担軽減を目的とした「運営支援システム」の導入費用を助成する制度です。
- 対象経費:運営支援システムの導入費
- 対象施設:企業主導型保育所
- 補助金額:中小企業事業者に一度限り、上限100万円
園務改善のためのICT化支援(文部科学省)
新型コロナウイルス感染症対策など新たな課題に対応しつつ、幼児教育の質の向上をソフト・ハード両面から支援する制度です。
- 対象経費:支援システムの導入に必要な購入費・改修費・リース料・保守費・工事費・通信費等(導入に伴うパソコン等の備品を含む)
- 対象施設:幼稚園、認定こども園(自治体により異なる場合あり)
- 補助金額:1施設あたり上限72万円
IT導入補助金(経済産業省)
中小企業・小規模事業者が経営課題や需要に合ったITツールを導入し、業務効率化や売上アップを図ることを目的とした補助金です。
- 対象経費:ソフトウエア費、導入関連費等
- 対象施設:全国の私立認可・認可外保育事業者
- 補助金額:上限450万円、下限30万円、補助率1/2以下
保育所等におけるICT化推進補助金(東京都福祉保健局)
保育所等のICT化を進めることで保育士の業務負担を軽減するとともに、保護者が必要な情報を把握しやすくし、児童福祉の向上を図る制度です。
- 対象経費:保育士の書類作成等の負担軽減に資するシステムを新規導入する場合の費用の一部
- 対象施設:東京都内の認可保育所、小規模認可保育所、認証保育所、認定こども園
- 補助金額:1施設あたり上限200万円
ICT化補助金の申請の流れ
- 管轄自治体の補助金実施状況・申請期限を確認する
- 事業実施計画書と必要書類を管轄自治体に提出する
- 事業実施計画書の承認通知を受け取る
- ICTシステムを業者に発注する
- 導入完了後、業者に代金を支払う
- 助成金申請書・領収書などの必要書類を管轄自治体に提出する
- 決定通知書を受け取る
保育園のICTシステムにはどんな機能がある?
園児管理、保護者との情報共有、保育士の勤怠管理など、ICTシステムの機能は多岐にわたります。コロナ禍以降は、園児の健康管理や感染防止のための情報共有機能も増えてきました。
園と保護者をつなぐ機能
- 欠席連絡:欠席・遅刻・早退・預かり時間の変更などをアプリ上で連絡でき、電話対応の負担や伝達ミスがなくなります
- おたより配信:園からのおたよりや緊急連絡をアプリで配信でき、印刷・配布や伝達漏れの手間がなくなります
- 通園バス位置情報:モークルはこの機能にあたり、通園バスの運行状況をアプリで確認できます
- 行事の参加確認:行事の参加可否を一括管理できます
園児情報を管理する機能
- 個人情報管理:基本情報に加え、保護者との連絡履歴や保育料の納付状況を一括管理できます
- 健康管理:検温、排便、お昼寝時間、アレルギー情報などを管理できます
園の運営管理機能
- 保育士のシフト管理:シフト表の作成や勤怠管理ができます
- 自治体への報告書作成:アプリに登録されたデータを集約し、報告書の形式に変換できます
システム選定で確認したい4つのポイント
ランニングコスト
初期導入費に加え、多くのツールで月額利用料が発生します。月額費用には、OSアップデートへの対応やセキュリティメンテナンスの費用が含まれているのが一般的です。事前に内訳を確認しておきましょう。
保護者への説明のしやすさ
保護者側にも専用アプリの利用を求める場合は、使い方の説明が必要になります。システム業者が説明資料や動画を用意しているか、ヘルプデスクがあるかを確認しておくと安心です。
新規機器購入の必要性
パソコンやタブレット以外に新たな機器が必要かどうかも、コストに大きく関わります。園にある機器が古く、システム導入の要件を満たさないケースもあるため、事前にスペックを業者に確認しましょう。
トラブル時のサポート体制
導入後にトラブルが発生した際、対応してもらえるかどうかも重要な確認ポイントです。保守契約を結ばないとサポートを受けられない場合もあるので、契約内容をよく確認しておきましょう。
モークルもICT化推進補助金の対象です
モークルも、ICT化推進補助金の対象ツールのひとつです。通園バスの運行状況をLINEで確認できるようになるため、バスが遅延した際に保育士が保護者へ連絡する手間がなくなります。バス運転士もその都度園へ連絡する必要がなくなり、運転に集中できます。
モークルは補助金の対象要件である「保育士の業務負担軽減を目的としたシステム導入費」に該当しており、初期費用は125,000円(税抜)と、いずれの補助金の上限額も下回っています。
モークルを導入した幼稚園様の事例はこちらです。
まとめ
- 保育士の業務負担を軽減するインターネット活用型の業務支援システム、「保育現場のICT化」が各地で進んでいる
- ICT化にかかる費用負担を軽くするため、厚生労働省・文部科学省・自治体が補助金制度を整備している
- モークルもICT化補助金の対象ツールであり、比較的少ない初期費用で導入できる






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