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介護施設の送迎サービスとは?必要な資格や送迎時に気をつけるべきことも解説

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2022/12/02

高齢化が進む日本では、昼間の時間帯に介護が必要な利用者を預かり、入浴や食事、レクリエーションなどのサービスを提供するデイサービスの需要がさらに高まっています
通所介護施設では、送迎をする事業所が多く、家族にとっても便利なサービスの一つです。
この記事では、介護施設の送迎サービスとはどのような業務なのか、ドライバーに必要な資格と免許、送迎時に気をつけたいポイントなどを解説。
さらに送迎サービスの満足度を高められる、位置情報通知システムもご紹介します。

介護施設の送迎サービスは重要な業務

通所介護施設の利用者は身体を思うように動かせない人も多く、送迎はデイサービスやデイケアの重要な業務の一つです。
車椅子や福祉用具を利用している方や交通手段がない方、家に引きこもりがちな方も安心して事業所へ送り届けることが求められます。
大型のワゴン車やリフト付き車両などで、複数名に乗車してもらい運行する送迎方法が一般的ですが、軽自動車で1人ずつ対応する場合もあります。
具体的に送迎スタッフが担うのは以下のような業務です。

  • 車両への乗降時の介助
  • リフトやスロープ、車いす用シートベルトの操作
  • 送迎ルート、送迎時間の調整
  • 利用者の体調管理
  • 送迎記録の作成

自宅から事業所へ送り届けるというだけではなく、福祉車両の操作や効率よく送迎ができるよう送迎ルートを検討したり、場合によっては利用者の薬の内服状況や健康状態の把握なども担当する、幅広い業務です。

介護施設の送迎サービスに必要な資格と免許とは

通所介護施設の送迎ドライバーは、介護系の資格が必要だというイメージがあるかもしれませんが、送迎をするだけであれば介護系資格は必要ありません。
利用者の送迎は「自動輸送」扱いになり、普通自動車1種免許証があれば勤務可能です。
バスで送迎する施設の場合には、バスの規模により中型普通自動車運転免許や大型普通自動車運転免許の所持が必要となります。
しかし、実際に送迎業務をする場合には、通所介護施設の利用者は要介護認定を受けているため、歩行が不安定なケースや杖や歩行器・車椅子を使用しているケースがあります。
送迎の際にさまざまな支援を必要なことも多く、デイサービスやデイケアによっては、介護の知識や技術があること、介護系資格の所持を応募条件にしているところもあります。
さらに、送迎時の居宅内介助が必要な場合には、資格所持などの要件を満たす必要があります。平成27年度の介護報酬改定で、居宅内介助にかかる30分をサービス提供時間に含めることができるようになりました。

居宅内介助に必要な資格などは以下の通りです。

  • 介護福祉士
  • 旧介護職員基礎研修課程修了者
  • 旧ホームヘルパー1級研修課程修了者
  • 実務者研修修了者
  • 介護職員初任者研修修了者(旧ホームヘルパー2級研修課程修了者)
  • 機能訓練指導員
  • 看護職員
  • 当該事業所のほか、同一法人経営の介護サービス事業所・社会福祉施設・医療機関でサービス提供を勤続3年以上行っている介護職員

介護施設の送迎サービスに必要な資格と免許とは

では、デイサービスの送迎ドライバーとして実際に働く際には、どのような点に注意が必要なのでしょうか。
車両の扱いや運転時など気をつけたいポイントをまとめました。

福祉車両の扱いに慣れる

通所介護施設の送迎では、車椅子のまま乗車ができ、乗降シートが付属している福祉車両を運転するのが一般的です。
普通の車両にはない機能や操作があるため、事前に研修などを行い、福祉車両の扱いを熟知しておく必要があります。

送迎ルート・送迎時間を守る

送迎ルートや送迎時間を遵守することも重要です。
デイサービスやデイケアの送迎では、ルートが決められており、1回で複数の利用者を乗せることが多くあります。
利用者の乗降にも時間がかかるため、スケジュールに余裕を持って運転し、予定の時間に合わせられるよう運転することが大切です。
送迎ルートを間違えたり、介護施設や自宅への到着時間が大幅に遅れたりすると、トラブルにつながる恐れもあるので、道順はしっかりと頭に入れておきましょう。

車内の利用者に配慮する

乗降時だけではなく、運転時も車内の利用者に対する配慮が求められます。
急ブレーキや急発進などの危険運転は、ケガや事故を起こす可能性もあります。安全運転を心がけ、カーブや注意が必要な運転時は声かけをするなどの心配りも必要です。
また、同じ車両であまり仲が良くない利用者同士を乗せることもあるでしょう。そのような時には、隣同士にならないようにする、職員に間に入ってもらうなどの対応を行います。
その他、送迎業務をするときは、十分な睡眠をとり体調を管理する、身だしなみを整える、免許証は常に携帯するなどの点にも気をつけましょう。

シンプル操作の「モークル」で送迎バス利用者の満足度をアップ

通所介護施設でバスでの送迎をする場合に、利用者の満足度をさらにアップできるのは、位置情報LINE通知システム「MOQUL(モークル)」です。
専用のアプリなどをインストールする必要はなく、普段利用しているLINEを使用し、簡単操作ですぐに利用できるのが最大の特徴。
「今どこ?」ボタンをタップするだけで、タップした1〜2秒後にバスの現在位置住所、速度、進行方向が返信されます。
まるで友だちとのLINEで会話をするかのように返事が返ってくるので、楽しく使うことができると好評です。
LINEは最もよく使われているアプリなので、高齢の方が多いデイサービスやデイケアの利用者、そのご家族も、ほとんどの方がスムーズに使いこなすことができるでしょう。
送迎バスは交通事情などで決められた時間に遅れる場合もありますが、そんな時に状況がわからないままでは「まだバスが来ないの?」というイライラや不安が大きくなるばかりです。
「モークル」なら、利用者の不満や不安を解消でき、利便性が高まることで利用者の満足度もアップできます。ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

「MOQUL(モークル)」について詳しくはこちら
https://moqul.net/

まとめ

  • 送迎サービスはデイサービスやデイケアの重要な業務の一つ
  • 送迎をするだけであれば、送迎ドライバーに介護系資格は不要
  • 送迎時には、福祉車両の扱いに慣れる、送迎時間を守る、車内の利用者に配慮するなどの注意が必要
  • 高齢の利用者が多い通所介護施設でのバス送迎には、シンプルな操作の「モークル」がおすすめ
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