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保護者とのコミュニケーションを円滑にする手段とは?ICTシステムの活用がおすすめ!

幼稚園・保育園のIT化

2023/02/24

保育士と保護者とのコミュニケーションは、保育士にとって非常に重要なスキルです。
保護者とのコミュニケーションに苦手意識がある保育士もいますが、円滑に進めるためには目的に応じて手段を選んで誠実な対応をすることが大切です。
本記事では、保護者とのコミュニケーション手段の説明と、コミュニケーションを円滑に進めるためのICTシステムの活用について紹介します。

 

保育士と保護者のコミュニケーションが大切な理由

保育者と保護者のコミュニケーションは信頼関係を築くために必要です。
信頼関係があれば保育士は保育内容に対する保護者の理解を得られやすくなり、保護者は安心して子どもを保育園に預けることができるからです。
保育園児の子育てに不可欠な保護者との連携も、信頼関係が構築されることで可能になります。

 

保護者連絡の目的

保育士と保護者の連絡には、主な目的が二つあります。
一つは情報共有です。
情報共有とは、園や家庭での子どもの様子や、持ち物や行事などの連絡事項、欠席連絡などを含みます。
迅速かつ正確に伝わることが大事とされています。
もう一つはコミュニケーションです。
コミュニケーションが大切な理由として説明したように、保護者との信頼関係作りにはコミュニケーションが欠かせません。
保護者から子育てに関する相談を受けたり、友だち同士のトラブルがあった際に説明したりする時などは、特に丁寧な対応が求められます。
保護者とは日頃からコミュニケーションを積み重ねておくことが信頼関係を築いていくコツです。

 

保護者連絡の手段

保育士から保護者へ連絡する際に使える手段は複数あります。
先ほど確認した目的と、それぞれの手段の特徴を考慮することで、適切な手段を選択できます。
ここでは各連絡手段の特徴を解説します。

対面での会話

・子どもについての情報収集や共有し、保護者とのコミュニケーションの促進に向いています。
・子どもの園での様子を丁寧に伝えたり、家庭での様子を聞いたりできます。
・他の手段に比べて誤解が生じにくく、生じたとしてもその場で訂正できます。
・一人ひとりに時間をかけることが難しく、保護者を待たせてしまうことがあります。
・送迎時以外にも個人面談や懇談会でも話す機会がありますが、年に1~2回と機会は限られています。

電話

・子どもの健康や安全に関わることの確認やお迎え要請などの緊急連絡に向いています。
・保護者に確実に要件を伝えられます。
・保護者が仕事中などで不在着信になってしまうとなかなか連絡がつかず、急ぎの用件でも時間がかかってしまうことがあります。

連絡帳

・一人ひとりの子どもの様子を伝えられます。
・主に乳児(0歳児から2歳児クラス)で使用します。
・子どもが活動していない午睡時間などに記入しなければなりません。
・その日の様子だけでなく、午睡時間や体温、食事量など記入する項目が多く、クラスの人数が多いと時間がかかります。
・家庭での様子が未記入である保護者も少なくなく、保護者にとっても負担になっている場合があります。

掲示

・クラス全体に向けての情報共有や発信に向いています。(例:持ち物や行事等の連絡事項やクラス全体の活動内容など)
・掲示を見た保護者から質問や感想を聞くなど、コミュニケーションのきっかけになることがあります。
・保護者一人ひとりへの説明の時間を省け、伝え漏れがなくなります。
・保護者は登園しないと確認することができません。

メール・SNS

・クラスや園全体の情報を一斉配信するのに適しています。
・緊急度が高いもの(感染症拡大時や災害時の開園状況など)から低いもの(定期的なお知らせ)まで幅広く使用できます。
・事前に文面を考えて作成できるので、保育の隙間時間に作業できます。
・既読機能がある場合、未読の保護者だけに別の手段での連絡を検討できます。
・誤送信や個人情報の取り扱いに注意する必要があります。

専用アプリ(ICTシステム)

・連絡帳やお知らせなど複数の連絡機能を備えているため、保護者とのコミュニケーションをシステム上で一括管理できます。
・活動内容など複数の子どもに共通している内容であれば一部コピーでき、手書きで連絡帳を書くよりも時間がかからず、効率化が図れます。
・保育士が使用できるパソコンの台数が限られていると、作業時間を確保しても直ちに作業できないことがあります。

 

保護者連絡のICT化によって保育士に生まれるメリット

ICT化をうまく活用することで保育士は業務を効率化できたり、保護者とのコミュニケーションを円滑にできたりします。

業務の効率化

ICTを活用することの一番のメリットは業務の効率化です。
業務が効率化できると、子どもたちと接する時間を増やせます。
例えば、保育園では欠席連絡を電話で行うことが一般的です。
ICT化をすると保護者がアプリで出欠を入力するため、保育士は電話対応しなくて済むようになります。
早番の時間帯は保育士の人数が限られている中で次々と園児が登園してきます。
電話対応がなくなることで受け入れ時の対面でのやり取りに集中でき、保護者と園児を待たせる時間を減らせます。

迅速かつ円滑なコミュニケーションが可能に

自然災害や緊急事態など複数の保護者に早急に連絡を取らなければならない際に一斉連絡ができるので、保護者一人ひとりに連絡する必要がなく連絡時間を短縮できます。
持ち物の連絡などもICTシステムで一斉に連絡を送れば連絡漏れがなくなります。
送り迎えの時間が限られており急いでいる保護者を引き留めることなく、ICTシステム上でコミュニケーションを図ることも可能です。

 

保育のICT化は保護者にとってのメリットもたくさん

保育者だけでなく保護者もICT化はメリットがあると感じています。
2022年に実施された「保育ICTの実態」に関する調査では、保護者は「保育のICT化が進めばどんなメリットがあると思いますか?(上位3つ迄)」という質問に対して「欠席、遅刻、延長保育などの連絡が簡単にできる(71.3%)」「緊急連絡をタイムロスなく受けられる(56.1%)」と回答がありました。
また、「幼稚園・保育園のICT化を進めるべきだと思いますか?」という質問からは、「とてもそう思う(32.1%)」「ややそう思う(51.0%)」という回答を合わせると8割以上がICT化を望んでいることがわかりました。

参考:【保育ICTの実態調査】8割以上が保育のITC化を進めてよかったと回答!経営者側と保護者側の双方の意見が一致している?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000053524.html

保育ICTシステムを導入するなら「うぇぶさくら」がおすすめ

各社から保育業務支援システムが提供されており、自園に合ったシステムを選択できます。
その中でも保育園の先生たちの希望から生まれた総合保育管理システムである「うぇぶさくら」がおすすめです。
うぇぶさくらには、保護者連絡の機能として「保護者連絡」「連絡帳」があります。
「保護者連絡」には既読機能があり、保護者が連絡事項を読んだかどうかを確認できます。
未読向け再通知機能もあり、連絡漏れ対策も万全です。
保護者も専用アプリからは欠席や遅刻を連絡できるようになっています。
「連絡帳」には紙での連絡帳と同様の内容を記入できる他、写真を添付することも可能です。
文字だけでは難しい子どもの様子を伝えられるので、情報共有やコミュニケーションの促進に一役買うことが期待されます。

▼総合保育管理システム うぇぶさくら
https://web-sakura.jp/

弊社でもうぇぶさくらを取り扱っておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
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まとめ

保護者連絡には情報共有とコミュニケーションという目的があり、保育士は目的に応じて対面や電話、連絡帳などの手段を選んでいました。
従来の方法では時間や手間がかかっていたこともICT化によって効率化を図ることができます。
保育のICT化は保護者側にも望む声があり、保育士・保護者双方にとってメリットがあります。
導入を検討する際には複数の機能で総合管理ができる「うぇぶさくら」がおすすめです。

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