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バスロケーションシステムとは?導入状況や運用について詳しく解説

お役立ち情報

2023/04/07

GPSなどを使用しバスの位置情報を把握して情報発信・活用する「バスロケーションシステム。さまざまなメリットがあり、近年多くのバス事業者で導入が進んでいます。
「利用者の満足度を向上させたい」、「ドライバーの負担を減らしたい」、などバス運行の課題解決にも役立つこのバスロケーションシステムについて、この記事では実際の導入状況や運用のポイントを解説。おすすめのバスロケーションシステムについてもご紹介します。

 

バスロケーションシステムとは?

「バスロケーションシステム」とは、バスロケーションサービスとも言い、バスの位置情報をGPSなどを利用して収集し、車両の現在位置や運行状況を可視化するシステムです。
多くのバス会社で導入が進む傾向にあり、バスの運行管理やバス利用者への運行案内に活用することができます。
バス停の発車案内表示機のバス接近情報や、バス会社HPのバス位置情報検索などはバスロケーションシステムを活用したサービスの一例です。
バスロケーションシステムの情報を利用者に共有することにより、渋滞や雨などの理由によりバスが遅れているときのバス待ちのイライラも解消できます。
運行実績データは、バスの遅れ状況の分析、ダイヤ改正時の参考データとしても活用するなど、さまざまな利用法があります。

バスロケーションシステムの導入状況

では現在バスロケーションシステムは、どの程度交通会社で導入されているのでしょうか。
科学技術振興機構が2016年に行った調査によると、回答を得た全国131社の交通会社の中でバスロケーションシステムを導入しているのは、41%。導入を検討していると回答した17%を加えると58%となり、半数以上が導入済または検討中という結果になっています。
導入メリットが多いバスロケーションシステムですが、一方で4割近くの事業者が導入を予定していないことも明らかになりました。

すでにバスロケーションシステムを導入している事業者の規模としては、保有車両台数の多い事業者をはじめ200 台を下回る事業者でも導入済で、路線バスや都市間バスだけでなく、コミュニティバスや運行委託バスでもバスロケーションシステムの導入が進んでいることもわかっています。
これらの調査結果により、バスロケーションシステムは、都市部の大規模な一般路線から地方の小規模路線へも導入が広がり、全国的に活用している事業者が増加傾向にあると言えるでしょう。

▼参考
国立研究開発法人 科学技術振興機構「バスロケーションシステムの 導入・運用の実態と課題 」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejipm/74/5/74_I_1197/_pdf/-char/ja

バスロケーションシステムの運用課題

バスロケーションシステムを有効に活用するためには、導入して終わりではなく、日々の運用・メンテナンスが大切です。
車載機器の不具合でデータを発信できていなかったり、メンテナンスがされておらずバス運行情報が取得できていなかったりすると、利用者に必要な情報が届かず、逆に利便性を低下させてしまうことになります。
多機能なシステムをきちんと使い切れているかも重要です。位置情報だけでなく、時刻表と結びつけ運行遅れを把握できる機能があれば、ダイヤのデータをシステムに連携させる必要がありますし、音声合成装置などのワンマン機器とつなげられるなら、連動させて乗務員の操作負担を減らすこともできるでしょう。

バスロケーションシステムのメーカーは、アフターメンテナンスもしっかりした信頼できる会社を選択するとともに、日頃から正常にシステムが稼働しているか、各担当者でチェックすることも必要です。
電源や耐久性、維持・通信コストについても導入前に確認しておきましょう。

また、システムのメリットを広くアピールすることで利用者が増えれば、利益が増加しバス事業者・バス路線の存続につなげることが可能です。
急速な少子化・高齢化が進む中、日常生活に欠かせない移動手段を確保し、利用者の立場にたった地域交通を実現していくために、今後もますますバスロケーションシステムへの期待が高まっていくのではないでしょうか。
 


 

モークルなら導入も普及もスムーズ!

バスロケーションシステムは、さまざまなメーカーから提供されていますが、どれを選ぶのよいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
導入がスムーズで普及もしやすいと、多くの事業者に選ばれているバスロケーションシステムが「MOQUL(モークル)」です。
「モークル」は、専用のアプリなどをインストールする必要はなく、普段利用しているLINEを使用し、シンプルな操作で利用できるのが大きな特徴。
一斉メールでの情報提供とは異なり、利用者がバスの位置情報を知りたいタイミングで知ることができます。
「今どこ?」ボタンをタップするだけで、送迎バスの位置情報を取得でき、15秒毎の更新で、バスの現在位置・時速・進行方向がメッセージとして返信され、バスの現在位置を正確に知ることが可能。
「バスが今どこを走っているのか」を知りたいときに確認でき、到着時間も予測できるので、「あとどのくらいで着くのだろう?」という利用者の不安やイライラを解消することができます。

運用開始までの準備もスムーズ。「モークル」で必要となる機材はGPSが搭載されたドライブレコーダーのみなので、車載器を送迎バスに取り付ければ完了です。
取付工事は初期費用に含まれていますので、自ら取付作業する必要もありません。また、利用者への告知チラシの作成も導入費用に含まれているので、印刷するだけですぐに利用者にお知らせすることができます。

さらにバス利用者の利便性を向上し、地域の活性化につなげるために、バスロケーションシステム「モークル」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

「MOQUL(モークル)」について詳しくはこちら
https://moqul.net/

まとめ

  • 「バスロケーションシステム」とは、GPSなどを利用し車両の現在位置や運行状況を可視化するシステム
  • ある調査によると、約4割の事業者でバスロケーションシステムが導入されている
  • 導入するだけでなく、運用やメンテナンス、積極的な活用や利用者への告知が重要
  • 導入がスムーズで普及もしやすいバスロケシステム「モークル」がおすすめ
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