運転手不足時代の社員送迎バス、自社雇用かドライバー派遣か【社員送迎バス活用シリーズ第3回】
従業員の送迎バス
2026/09/21 (更新日:2026/09/05)

【連載シリーズ 第3回/全8回】社員送迎バス活用シリーズ
第1回はこちら:社員送迎バスとは?導入メリットと運転手不足時代の確保のポイント
第2回はこちら:社員送迎バスのよくある不満、現場の改善ポイント
前回は、社員送迎バス導入のメリットと、運転手不足という課題の入り口をご紹介しました。今回は、運転手を「自社で雇用する」か「派遣サービスを利用する」か、それぞれの選択肢を比較します。
自社雇用のメリット・デメリット
メリット
- 毎日決まった運転手が担当するため、ルートや利用者の顔ぶれに慣れやすい
- 長期的に見ると、派遣より人件費を抑えられる場合がある
- 会社の一員として、社内のルールや文化に沿った対応がしやすい
デメリット
- 採用・教育のコストと時間がかかる
- 急な退職・病欠時の代替要員を自社で確保する必要がある
- 運転手不足の中、そもそも採用が難航しやすい
ドライバー派遣のメリット・デメリット
メリット
- 急な欠員にも、派遣会社を通じて代替要員を確保しやすい
- 採用・教育の手間がかからない
- 繁忙期など一時的な増便にも対応しやすい
デメリット
- 契約形態によっては、自社雇用よりコストが割高になる場合がある
- 運転手が固定されず、日によって異なることがある
- 派遣会社側の人材確保状況によっては、希望通りに手配できないこともある
ドライバー派遣の料金相場や契約形態の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
どちらを選ぶべきか
判断の目安としては、次のような視点が参考になります。
- 運行の規模・便数が多く、毎日安定して運行する場合は、自社雇用の方が長期的なコストを抑えやすい傾向にあります
- 繁忙期だけ増便したい、あるいは運行開始したばかりで需要が読みにくい場合は、派遣サービスの方が柔軟に対応できます
- 自社での採用・教育にリソースを割きにくい場合も、派遣サービスが現実的な選択肢になります
両方を組み合わせ、基本の運行は自社雇用、繁忙期や欠員時のみ派遣を活用するというハイブリッドな運用をしている企業もあります。
次回は、社員送迎バスの運転に必要な免許・法令について、あらためて整理します。
よくある質問
Q. 自社雇用と派遣、どちらがコストを抑えられますか?
毎日安定して運行する規模であれば自社雇用の方が長期的に抑えられる傾向がありますが、繁忙期のみの増便や、需要が読みにくい立ち上げ期は派遣の方が柔軟でコストを抑えやすい場合もあります。運行規模に応じた比較が必要です。
Q. 自社雇用と派遣を組み合わせることはできますか?
はい。基本の運行は自社雇用、繁忙期や欠員時のみ派遣を活用するというハイブリッドな運用をしている企業もあります。
Q. 派遣ドライバーは、毎回同じ人が担当しますか?
契約形態によります。月極契約であれば同じ運転手が継続して担当するケースが多いですが、スポット契約では日によって異なる運転手が担当することもあります。
まとめ
- 自社雇用は長期的なコストを抑えやすい一方、採用・教育のコストと欠員対応の負担がある
- ドライバー派遣は柔軟に対応できる一方、契約形態によってはコストが割高になる場合がある
- 運行規模・便数の安定性や、自社のリソース状況に応じて選択することが重要
- 自社雇用と派遣を組み合わせたハイブリッド運用をしている企業もある
この連載の記事一覧
- 第1回:社員送迎バスとは?導入メリットと運転手不足時代の確保のポイント
- 第3回:運転手不足時代の社員送迎バス、自社雇用かドライバー派遣か(この記事)
- 第4回:社員送迎バスに必要な免許・法令をおさらい(近日公開)
- 第5回:通勤手当と送迎バス、コストはどちらが安い?比較のシミュレーション(近日公開)
- 第6回:外国人材の採用と社員送迎バス(近日公開)
- 第7回:24時間稼働する工場・物流拠点の送迎、シフト制企業の運用ポイント(近日公開)
- 第8回:社員送迎バス、導入から運用開始までの流れ(近日公開)






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