インターナショナルスクールが急増中!背景やメリット、特徴を解説
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2022/06/17
現在、世界に通用する人材になりたい・なってほしいというニーズに応えるかたちで、インターナショナルスクールの需要が高まり、国内でも毎年新設されるなど、急増しています。
この記事では、インターナショナルスクールが増加している詳しい背景や、カリキュラムなど教育内容の特徴、インターナショナルスクールのメリットとデメリットを紹介します。
インターナショナルスクールの需要が高まっている
近年グローバル化が進み、日本の企業でも国や地域を越えた活動が重視され、国内だけではなく世界で通用するスキルが求められています。
しかし、日本の教育では、現在のカリキュラムでどれだけ英語を勉強しても、日常会話やビジネスの話がスムーズにできるまでの語学力が身につかないといわれています。
そのため、英語のスキルに加え、さまざまな国の文化や国際感覚を学べるインターナショナルスクールの需要が高まっています。
自分の子どもに世界で活躍できる人材になってほしいという願望を持つ親が増えていることや、日本在住の外国人が増えたことにより、主要施設だけでは生徒の受け入れが難しくなったことも、インターナショナルスクールが増加している理由です。
現在、日本国内で開校されているインターナショナルスクールは60校以上。毎年1~2校が新設されており、今後も増えていくと予想されます。
インターナショナルスクールの特徴
インターナショナルスクールは、そもそも外国の児童を対象とした教育施設として作られました。
日本でも国際標準の教育が受けられるほか、国際的な教養を身につけ、多国籍文化を体験できるカリキュラムとなっています。
日本の公立学校との主な違いは、下記の点です。
全ての授業が英語で行われる
インターナショナルスクールの授業は、英語を学ぶための語学学校とは異なり、授業はすべて英語で行われるのが大きな特徴です。
学校生活のほとんどを英語を使って過ごすため、国内にいながら高い英語力を身につけることができます。
多国籍の生徒が通っている
インターナショナルスクールでは、アメリカやヨーロッパ諸国、オーストラリア、中南米諸国など、さまざまな国の生徒が通うのも特徴です。学校により比率は異なりますが、東京のインターナショナルスクールでは、平均で30~40ヶ国の生徒が在校しています。
あらゆる国の子どもと一緒に学び・コミュニケーションすることで、国際的な視野を養うことができます。
少人数授業
インターナショナルスクールは、ほとんどのスクールで少人数制授業を導入しており、1人ひとりに目が行き届くように配慮されています。
個性や能力を見極めながら、個別指導や習熟レベルに応じたクラス分けなども取り入れられ、カリキュラムを選べたり、個々の興味のある分野に特化して学べるスクールが多いのも特徴です。
国際標準の先進的な教育カリキュラム
インターナショナルスクールの多くは、教育理念からカリキュラムまでを国際標準を満たしつつ、独自に設計しています。
日本では、先生から教えられる「レクチャー形式授業」が多いですが、インターナショナルスクールでは生徒もディスカッションやディベート、プレゼンテーションなどで発言する「参加型授業」が主流です。
他者を認めながらも自分で考えて発言する力が自然と身につき、積極性や主体性、発言内容も成績に反映されるため、授業は活発に意見が飛び交う雰囲気になります。
また、海外の学校では9月に新学期がスタートするので、インターナショナルスクールでは、国際標準に合わせ9月や10月に新学期が始まります。
世界中の大学に進学できるチャンスがある
インターナショナルスクールに通うことができるのは、一般的に6歳~18歳までです。
日本では小学校、中学校、高校にあたる学校となりますが、日本の学校教育法に定める学校ではく、義務教育を履行してないとみなされることがほとんどです。
大学検定試験を受けないと、日本の大学受験の資格を得られない場合もあります。
一方、国際的な卒業資格の取得は可能です。インターナショナルスクールの一部のスクールでは、国際バカロレアの教育課程が導入されています。
国際バカロレア機構が実施する試験に合格すると、ディプロマ(証明書)が取得でき、世界中の大学へ進学できる道が開かれます。
インターナショナルスクールのメリット・デメリット
日本の学校とは大きく異なり、通うことでさまざまなメリットがあるインターナショナルスクール。
しかし、よいことばかりではなく、デメリットもあります。インターナショナルスクールのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
インターナショナルスクールのメリット
1番のメリットは、やはり高い英語力を習得できること。
学校生活で英語が必須となるインターナショナルスクールに通うことで、英語に触れる時間も長くなり、ネイティブさながらの発音や音を聞き分ける力も育ちます。
また、インターナショナルスクールに通うことで、さまざまな国の文化や価値観を知ることができ、多国籍の友人も増えます。
多様性を受け入れて視野が広くなることで、人間的に大きく成長でき、将来役に立つ国際的な人脈を作ることもできます。
個性を大切にし、主体性を高めるための教育が行われているので、お互いを尊重しながら自分で考える力が身につき、様々な能力を伸ばす機会が多いこともメリットです。
さらに、通学エリアが比較的広いインターナショナルスクールでは、送迎バスを導入しているスクールがほとんどです。
徒歩での通学では、登下校時に事故や不審者による被害などのリスクがありますが、バス通学ならその心配もなく、通学時に過度な体力的負担もかからないので、保護者も安心して通わせることができます。
インターナショナルスクールのデメリット
一方、デメリットもあります。1番のデメリットとして挙げられるのは、高額な学費です。
インターナショナルスクールの学費は、年間約150~200万円ほど。日本の公立小学校の学費が無償化されているのに比べると、かなり大きな出費になります。
また、インターナショナルスクールでは、基本的に学校にいる間は英語で生活するので、通常の日本の小学校に通う同年代の生徒に比べると、日本語力が相応に習得できない可能性があります。
中には、日本語も英語もネイティブレベルにはならず、中途半端な状態になってしまう「ダブル・リミテッド」という状態になる場合もあるといいます。
日本の学校との連携がしにくい点も注意が必要です。
インターナショナルスクールは国内の義務教育とは認められていないことがほとんどで、インターナショナルスクールから日本の学校への転校は困難です。
国内の大学の受験資格を取得できないことも多いため、希望の大学に進学できない可能性もあります。
位置情報LINE通知システム「モークル」導入で、登下校の安全を確保
メリット紹介部分でも解説したように、インターナショナルスクールの通学エリアは比較的広いため、送迎バスを導入しているスクールが多くあります。
登下校時の安全が確保でき、利便性も高いですが、さらに生徒の満足度をアップできるのが位置情報LINE通知システム「モークル」の導入です。
「モークル」は、誰でも・いつでも・どこからでも、送迎バスの位置情報を簡単に確認できる便利なシステム。
独自のアプリなどのインストールは不要で、LINEで「今どこ?」ボタンをタップするだけで、リアルタイムで更新されるバスの位置情報を受け取ることができます。
シンプルな設計で簡単に操作でき、視覚的にわかりやすく、 導入や普及もスムーズ。多国籍の生徒が通うインターナショナルスクールでも、使いやすいシステムです。
運転中の急ブレーキ、急ハンドルなどの危険運転の回数を記録、分析する機能を搭載し、万が一の事故の際も、鮮明な動画をオンラインで自動送信できるので安心。
送迎バスの待ち時間が長い、バスがすでに通過していないか心配、などの生徒のストレスや不安を解消でき、充実したスクール生活を可能にする位置情報LINE通知システム「モークル」。ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- グローバル化が進み、近年インターナショナルスクールの需要が高まっている
- 高い英語力が身につき、国際標準の教育が受けつつ多国籍文化を体験できるのが特徴
- 国際的スキルが身につくメリットの一方、日本語力不足になるなどもデメリットも
- 送迎バスに「モークル」を導入することで、生徒の満足度が高まり登下校がより安全に