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保育園におけるアレルギー管理で大切なことは?予防対策や緊急時の対応を詳しく解説

幼稚園、保育園運営

2022/09/09

厚生労働省の資料によると、日本人の3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。
食物が原因で起こる「食物アレルギー」を持つ子どもも、さまざまな要因で年々増加傾向にあるようです。

この記事では、食物アレルギーの主な症状や保育園でのアレルギー対策方法、緊急時の対応について詳しく解説。アレルギー発症の原因となる誤飲・誤食の防止に効果的な保育ICTシステムも紹介します。

 

食物アレルギーとは?

「アレルギー」は「過敏症」とも訳され、異物を排出するための人間の免疫反応の1つです。菌やウイルスから体を守るために必要なメカニズムですが、それが体質によっては無害な物質にも反応してしまうことがアレルギーの原因です。

さまざまなアレルギーの中でも「食物アレルギー」は、摂取した食物が原因で免疫機能が過剰反応する現象。1歳未満の乳児で発症することが多く、保育園でのアレルギー対策が重要視されています。

アレルギーを引き起こす成分(アレルゲン)で小児期に最も多いものは卵、次に牛乳で、大豆・小麦・米を加えて、5大アレルゲンといわれています。

その他、甲殻類やそばなども代表的なアレルゲンとして挙げられますが、最近では果物・野菜・芋類などによる食物アレルギーの報告もあります。乳幼児の場合、複数のアレルギーを発症するケースも少なくありません。

▼参考
厚生労働省「食物アレルギー」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-08.pdf

 

食物アレルギーの症状の現れ方

食物アレルギーは、原因となる食べ物や状況により、さまざまな症状を引き起こします。具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

皮膚に現れる症状

かゆみや赤み、じんましんや湿疹など、皮膚は食物アレルギーの症状の中でも特に症状が出やすい部位です。
ただ、乳児期はかゆみや湿疹の症状がみられる「乳児アトピー性皮膚炎」にかかるケースも多いので、皮膚以外の症状もあわせてチェックして見分けることが必要です。

目・鼻・口に現れる症状

目のかゆみや腫れ、充血やくしゃみ、鼻水など目や鼻の粘液に症状が出る場合も多くあります。さらに、口内の違和感を訴えたり、唇が腫れるケースもあります。

呼吸器系に現れる症状

咳や声のかすれ、のどがゼーゼーするなどの呼吸器系の症状も食物アレルギーにみられます。
悪化すると呼吸困難になる可能性もあるので、血圧低下や顔色の変化にも注意し、重篤な状況になる前に対応が必要です。

消化器系に現れる症状

腹痛を訴えたり、嘔吐や腹痛・下痢など消化器系に現れる症状もあります。症状が重くなると、激しい嘔吐で脱水症状になったり血便が出たりするケースもあります。

アナフィラキシーショックとは

アレルギー症状が最もひどくなると、意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になる可能性があります。
この、激しいアレルギー症状を「アナフィラキシーショック」といいます。
数分〜数時間のうちに複数の症状が全身に現れるのが特徴で、血圧が下がり意識を失うなどの重篤な状態になることもあるため、迅速な対応が求められます。
また、アナフィラキシーは、一度おさまった症状が再び現れることもあります。症状がおさまったから大丈夫と安心せず、すぐに病院で診察を受けることが大切です。

 

保育園でアレルギー予防のためにできる3つの対策

食物アレルギーは3歳以下の発症率が高いため、0~5歳児を受け入れている保育園や幼稚園では、適切なアレルギー対応が求められています。
乳幼児の発育や達を考慮すると、むやみに食事制限をすることは望ましくありません。そのため、それぞれの保育園では厚生労働省の「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」を参考に、具体的な対策を行っています。

保育園のアレルギー対策として、主にとられているのは以下の3つの方法です。

園児のアレルギーに関する情報を保護者に確認

アレルギーを持つ子どもが入園する際は、入園面接時に申し出てもらうなどして、アレルギー情報をしっかりと把握します。
保育園内での特別な対応が求められる場合は、アレルギーに関する情報を保育園や医師で共有する「生活管理指導表」を配布し、保護者に記載してもらいます。
それを参考に、保護者と保育士、園長や調理師を交えて話し合い、具体的な対策を決定します。

アレルギーのある園児には別の献立を作成

アレルギーの原因である卵や牛乳・小麦粉は栄養価が高く、保育園の多くの給食で取り入れられています。
そのためアレルギーのある園児には、別のメニューを作成することで発症を防ぎます。アレルゲンとなる食品を除去した「除去食」、アレルゲンを除去する代わりにその分の栄養を補う食品で提供する「代替食」などでの対応が一般的です。
その他、保育園側で除去食や代替食が用意できなかった際にお弁当を持参してもらう、という対応をする場合もあります。

アレルギー対応について園内で共有

アレルギーの対応には、保育士や園長、調理師、看護師など保育園の全職員で情報を共有して連携することが非常に大切です。
アレルギーに関する基本的な知識を職員全員が身につけるため、「アレルギー疾患対応マニュアル」を作成し、アレルギー対応についての研修やセミナーを実施することで、知識を深めていくことも求められます。
保育現場の対策としては、誤飲・誤食を防ぐことが最重要課題です。その主な原因となる、配膳ミスが起こらないように、しっかりとした対策をとる必要があります。
まずは、職員同士で2重・3重のチェックをし、配膳ミスがないように心がけます。職員全員が確認できるところにアレルギーの園児の献立表を貼っておくのも有効な方法です。
アレルギーのある園児の食器やトレーの色を変え、座る席を決めておくのも効果的。園児の月齢が低い場合、他の子の給食を誤って食べてしまう可能性があるため、保育士が付き添い、同じアレルギーを持つ子同士を隣に座らせるなどの対策が必要です。

▼参考
厚生労働省「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019 年改訂版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/000511242.pdf

 

もしもアレルギー症状が発生してしまったら?緊急時には迅速な対応を

保育園全体で慎重に対応していても、アレルギー反応が起こってしまう場合もあるでしょう。その場合、適切な対応を迅速に行う必要があります。

アナフィラキシーショックや、呼吸困難、意識不明でぐったりしているなど、症状が重篤化している場合は救急車を呼び、必要に応じて、AED使用や心臓マッサージを行うなどの処置も行います。
内服薬やアナフィラキシー補助治療剤「エピペン」がある場合は、速やかに使用しましょう。緊急時に備え、保育園の職員全員が「エピペン」を扱えるようにしておくことも大切です。合わせて、他の職員が保護者へもできるだけ早く連絡します。
現場が落ち着いたら、誤飲・誤植の原因やトラブルの経緯を報告書にまとめます。同じことを繰り返さないように、職員間で共有していくことも大切です。

 

保育ICTシステム「うぇぶさくら」で園児のアレルギー管理を

毎日の正確なチェックが必要となる保育園でのアレルギー管理は、多忙な保育士業務にさらに負担をかけることになります。
しっかりとアレルギーの情報を共有し、スムーズな情報管理で人的ミスを防止することで、保育園でのアレルギー対策に効果的なのが「うぇぶさくら」です。
「うぇぶさくら」は保育園や幼稚園の先生たちの希望をすべて詰め込んで開発された、保育ICT化対応の保育管理システム。
園児の情報管理から職員の勤怠管理に至るまで、園の複雑な管理業務をWeb上で一元管理できます。
多くの機能の中には「アレルギー管理 」機能もあり、その日の登園児のアレルギー情報の検索が可能。アレルギー情報をいつでも簡単に確認し、常に情報共有ができて便利です。
さらに、その日提供する給食で使用されるアレルギー品目を選択すると、各クラスでどの子がアレルギーを持っているのか状況を把握でき、保育士がチェックするとともに給食室へ掲示することで、アレルギー事故を防止できます。

アレルギー発症の原因となる誤飲・誤食を防ぎ、保育士の業務効率アップにもつながる、保育ICTシステム「うぇぶさくら」。
園児の安全を守るためにも、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

▼総合保育管理システム うぇぶさくら

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弊社でもうぇぶさくらを取り扱っておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!

 

まとめ

  • 「食物アレルギー」とは、摂取した食物が原因で免疫機能が過剰反応する現象
  • 食物アレルギーには、皮膚や目、鼻、口に加え、呼吸器や消化器系に現れるものなどさまざまな症状が
  • 保育園のアレルギー対策としては、保護者への情報確認、別献立の提供、園全体での情報共有などが行われている
  • アレルギーの情報を共有し人的ミスも防ぐ「うぇぶさくら」が保育園でのアレルギー対策に効果的
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