保育士が感じる保育園のICT化のメリット・デメリットとは?
幼稚園・保育園のIT化
2023/01/13
多くの業務を抱える保育士の負担削減や業務効率化に役立つ「保育ICTシステム」。
保育士の働き方改革や労働環境改善、質の高い保育の提供につながると注目され、保育ICT化に取り組む園が増加傾向にあり、今後も需要が高まることが予想されています。
しかし、その一方で「システムの操作が難しそう」「導入後の効果が不安」など、活用に前向きになれない園もあるのではないでしょうか。
この記事では、保育ICTシステムが推進される背景や、保育園ICT化のメリットとデメリットを解説。デメリットを改善する、サポート体制が充実した保育ICTシステムもご紹介します。
保育のICT化に取り組む園の増加
近年、共働き世帯の増加により保育需要が増大し、保育士不足や待機児童の増加も社会的に大きな問題となっています。
このような課題を解決し、保育業務の効率化・質の高い保育サービス実現のために、注目されているのが「保育ICT化システム」です。
ICTシステムを活用することで、事務作業の負担軽減や保護者と保育園とのコミュニケーションがスムーズになり、保育士が保育に集中する時間を充実させることが可能になります。こうした効果を求め、業務のICT化を進める保育園や幼稚園は増加する傾向にあります。
さらにICT化を後押しするように、2023年度のICTシステム推進事業への補助金額予算概要は469億円と昨年よりも67億円増加。国を挙げて積極的にICT化に取り組んでいることがうかがえます。
▼参考
厚生労働省「2023年度保育関係予算概算要求の概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/001029667.pdf
保育園ICT化には多くのメリットがある
保育園や幼稚園などの保育施設でICT化を進めることには、多くのメリットがあります。
主なものとして、下記の3つのメリットが挙げられます。
保育士の働き方改革
保育ICT化を進めれば、登降園管理や指導計画書作成機能などの利用で、事務作業の効率化が大幅にアップすることが期待できます。
保育士が子どもたちと関わる時間や精神的なゆとりを生み出すこともでき、質の高い保育の実現も可能です。
業務の負担が軽減し、仕事へのやりがいを感じられることで、保育士の働き方改革へとつながることが大きなメリットです。
コミュニケーションが円滑になる
保育ICTシステムを活用することで、緊急時の連絡がリアルタイムで正確に行えたり、写真や動画で活動を紹介したりと、保育士と保護者との情報共有やコミュニケーションがスムーズになります。
日誌や連絡帳、掲示物などと連携でき、提出物の入力がスマートフォンからでも可能になり、保護者の負担を減らせるのもメリットの一つで、園への安心感も高まります。
保育士不足対策につながる
大きな問題となっている保育士不足の解消には、保育士の待遇を改善することが重要です。
ICTシステムを導入し、事務的な業務を最適化・自動化すれば、保育士が抱える多くの事務作業にかかる時間を飛躍的に短縮することができます。
残業時間の削減にもつながり、人件費や園運営に関するさまざまなコストを減らすことも可能です。
節減できたコストを保育士の給料や待遇面の改善にあてることができれば、保育士不足に効果的な対策ができると考えられます。
保育園ICT化のデメリットと注意点
保育園のICT化で得られるのはメリットばかりではありません。新しいシステムを導入するためには、もちろんデメリットもあります。
保育ICTを有効に活用するために、デメリットについても事前にしっかりと理解しておくことが重要です。
システム導入のために初期投資が必要
ICT化システム導入の際のデメリットとして、初期投資が必要な点が挙げられます。
ICTシステムの導入費用や月額利用料金の他、カードリーダー・カード、タブレットやノートパソコンを用意する必要もあり、それぞれの購入費用も必要になります。
導入時にかかる費用は、システムを提供する会社や利用する機能によっても変わってきますが、少しでもコストを抑えたい場合は、園のニーズに適したシステムを厳選し、必要な機能だけに絞って導入するなど、比較検討が重要です。
ネットワーク環境の整備が必須
保育園ICTシステムは、ネットワーク環境を整備しなければ活用できません。また、ネットワークが不安定だとシステムを安心して利用できないので、Wi-Fiなどの設備がシステム利用の条件を満たしているかどうかの確認も必要になるため、こうした負担もデメリットの一つです。
鉄筋コンクリート造の建物は電波が通りにくく、奥の部屋や2階でタブレットが利用できないケースも。
契約内容によって、回線速度や同時接続可能な機器の数に制限がかかる場合もあるので、園の規模や利用する職員の数に合わせたネットワーク環境を準備しましょう。
スマホやパソコンに不慣れな人には負担増も
ICTシステム利用には、パソコンやスマートフォン・タブレット操作ができることが必須となります。
パソコン操作が苦手な方や従来のアナログや手書きでの記録方法に慣れ、ICTシステムの利用に抵抗感がある方もいるでしょう。
導入当初は、書類の様式が変わったり、承認の流れや方法が変わったりと、事務作業にかかる時間が以前より長くなってしまうデメリットもあります。
スムーズに導入を進めるためには、保育ICTのメリットについて丁寧に説明し理解を得ること、操作に不慣れな保育士にはサポートサービスなどを利用し、研修や勉強会の機会を設ける、などの対応が必要になります。
充実したサポート体制!保育ICTシステム「うぇぶさくら」の導入のおすすめ
保育ICTシステムには、さまざまなデメリットもありますが、使いやすくサポート体制が充実したシステムを選べば、デメリットを軽減しICT化を円滑に進めることが可能です。
しっかりしたサポート体制が評価され、多くの園から選ばれている保育ICTシステムが「うぇぶさくら」です。
保育園や幼稚園の先生たちの希望をすべて詰め込み開発されたシステムで、業務負担の軽減と質の高い保育サービスの提供を実現。いち早く保育管理システムの開発、保育のICT化に携わり、現場の保育士の方の声を聴きながら改善を重ねています。
園児台帳、指導計画、登降園管理、職員出退勤管理など、数多くの便利な機能が搭載され、複雑な業務をすべて一元化し、パソコンが苦手な人でもストレスなく使いこなせるよう、わかりやすい画面と簡単な操作にもこだわっています。
サポート体制も充実しており、「電話」「リモート対応」「訪問対応」の3つで対応。
特に、訪問対応は「一気に理解度を上げて運用していきたい」「今まで使っていない機能を使用したいから教えてほしい」などのニーズに応え、実際に対面で操作しながら疑問点を徹底的に教えてもらえると好評です。
ICT化は難しいのでは・・・と、デメリットが不安な方も、保育士の業務効率を大幅にアップでき、保育の質も向上できる保育ICTシステム「うぇぶさくら」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
▼総合保育管理システム うぇぶさくら
https://web-sakura.jp/
https://moqul.net/contact
まとめ
- 保育士不足や待機児童の増加なども問題を解消するためにも、保育のICT化に取り組む園が増加している
- 「保育士の働き方改革実現」「コミュニケーションが円滑になる」「保育士不足対策につながる」など、保育ICT化には多くのメリットが
- 保育ICT化には初期投資やネットワーク環境の整備が必要などのデメリットも
- 操作がわかりやすくサポート体制が充実している「うぇぶさくら」なら、導入に不安がある園も安心