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【モークル誕生ヒストリー 第3話】「あ、これでもいいんだ」― 一本の新聞記事から、LINE BOT AWARDSへ|モークルストーリー

モークルストーリー

2026/10/19 (更新日:2026/10/15)

前回の第2話では、地元・中津川市の応援を受けて、坂下地区のコミュニティバスで実証実験が始まるまでをお話ししました。第3話は、その実証実験を伝えた一本の新聞記事が、思いもよらない扉を開いていくお話です。

三者でのプレスリリース

坂下での実証実験については、中津川市、パイオニア社、そして私たちが、それぞれプレスリリースを行いました。

ありがたいことに、中日新聞や朝日新聞など、いくつもの新聞社の記者の方が取材に来てくださいました。その中に、地元・岐阜新聞の記者の方もいらっしゃいました。

岐阜新聞の記事が、ネットへ

岐阜新聞は、2017年1月28日付の紙面で、とても好意的な記事を書いてくださいました。記事は紙面だけでなくネットニュースにも掲載され、さらにヤフーニュースにも取り上げられました。

地方の小さな実証実験の話が、ネットを通じて、中津川から遠く離れた人たちの目にも届くようになったのです。

LINE社の役員の方からの一言

記事はSNSでも広がっていきました。そして、それがLINE社の役員の方の目に留まります。

記事を紹介する投稿に、その方からこんなコメントが付いていました。

「こういうのも、LINE BOT AWARDSに応募してほしいね」

実はこのときまで、私はLINE BOT AWARDSというコンテストの存在を知りませんでした。このコメントで、初めて知ったのです。

当時のLINEは、Botのサービスを始めてまだ間もない時期でした。どんな使い道があるのか、LINE自身も広く探していたのだと思います。

「あ、これでもいいんだ」

このコメントを見たときの、正直な気持ちを書いておきます。

「あ、これでもいいんだ」

すごいシステムでもなければ、私たちはイケてるIT企業でもありません。地方の、自動車電装品やドライブレコーダーを扱う会社です。それでも、こういう取り組みに目を留めてもらえる。自分たちにも道は広がっているんだな、と感じました。

締め切り1週間前の応募

そこからの動きは早かったと思います。2017年2月20日、LINE BOT AWARDSの応募サイトから申し込みました。締め切りのちょうど1週間前のことです。

坂下のバスに車載器を取り付けたのが1月27日。そこから1か月も経たないうちに、まさか全国規模のコンテストに応募しているとは、自分でも思っていませんでした。

3月10日、一通のメール

そして3月10日。LINE BOT AWARDS事務局から、一通のメールが届きました。

「厳正なる審査の結果、貴チームにおかれましては是非FINAL STAGE(決勝)に進んでいただきたく、ご連絡をさせて頂きました。おめでとうございます!!」

決勝進出の知らせでした。

決勝は3月18日、東京・品川の日本マイクロソフト本社。持ち時間は5分で、サービスの完成度が伝わるデモか動画を必ず含めること。新聞記事から始まった一連の出来事は、いつの間にか、東京の大きな舞台へとつながっていました。

次回予告

決勝の朝、私は始発の新幹線で品川へ向かいました。そこで待っていたのは、思いがけない学びと、モークルの原点ともいえる、ある人との出会いでした。次回は、LINE BOT AWARDS決勝の一日のお話です。

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