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日本でもスクールバスが導入される?子どもの命を守るため議員連盟が発足

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2021/12/17

児童の登下校時に起こる痛ましい事故が後を絶ちません。子どもたちの通学の安全を確保するため、全ての公立小学校へのスクールバス導入を目指して、国が動き出しました。

この記事では、スクールバス導入に向けてどんな取り組みが行われているのか、早急に解決べき子どもの登下校における問題についても解説。

実際にスクールバスを導入する場合のメリット・デメリット、併用することで利用する児童の満足度や安全性をさらに高められる、バスの位置情報LINE通知システムもご紹介します。

全公立小にスクールバス導入のため、自民が勉強会発足

子どもたちの登下校時の安全を確保するために、自民党有志による公立小学校へのスクールバス導入に関する勉強会が発足しました。

猪口邦子元少子化担当相が中心となり、スクールバスを離島や過疎地も含めた国内すべての小学校区での導入することを目指します。
義務教育時期のため、費用は国の財政で賄うことを検討するとのこと。

2021年5月に行われた初会合で、猪口氏は「子供本位、子供重視の意識改革をし、スクールバス導入の勉強会を立ち上げ、ぜひ力強く推進していきたい」と述べ、文部科学省や国土交通省など関係省庁からのヒアリングが行われました。提言をまとめ、政府に近く提出する方針です。

8月には設立総会が開かれ、スクールバスを先行導入する5地域を選定。モデル事業を実施するよう政府に提案し、全国的な導入へ道筋を付けたい考えです。

子どもの登下校における問題

2021年6月、千葉県八街市で下校中の小学生の列に飲酒運転の大型トラックが突っ込み、5人の児童が死傷するという痛ましい事故が起きました。

事故現場では過去にも同様の事故が発生しており、かねてから通学路の安全を守るための整備が呼びかけられていましたが、具体的な改善につながらないまま、再び大きな事故が発生してしまいました。

この事故が象徴するように、通学路には危険が多くあります。
少子化に伴い、学校の統廃合が進んでいる中、これまで以上に長い距離の通学を強いられている子どもたちも増えており、さらにその危険が増している状況です。

歩行中の交通事故死は、年齢別人口当たりで小学1年生にあたる7歳児が最も多いといわれています。
しかし、先進7カ国(G7)の中で、一般的に公立小学校にスクールバスを導入していないのは日本だけです。

スクールバスの代わりに先生や保護者らが通学路を見守るのが通常ですが、歩道やガードレールのない危険な場所を通わなければならないケースも多く、見守りだけで子どもの安心安全を支えることは、もはや限界に近づいています。

通勤通学時の危険は、交通事故だけではありません。
殺人、強盗、強制わいせつ、痴漢など身体に影響を与える「身体犯」については、午前7~8時と午後3~5時という登下校時間帯に集中して発生しています。

他にも不審者による声かけや誘拐など、さまざまな犯罪から子どもたちを守るために、有効な防犯対策として、スクールバスの導入は即効性があるといえるでしょう。

スクールバス導入のメリット・デメリット

では、日本で実際にスクールバスを導入する場合、具体的にどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
それぞれをまとめて解説していきます。

スクールバス導入のメリット

スクールバスの導入で考えられる一番のメリットは、通学時の安全確保です。
交通事故のリスク軽減や不審者などから子どもたちを守る防犯面でも大きな効果があります。

また、過疎地などで遠距離通学を強いられている児童の通学時の負担を緩和させられることも、メリットとして挙げられます。

さらに、スクールバスには子供達の学力を向上させる効果があるという研究結果も発表されました。
スクールバスの運行が欠席率を下げ、学力改善にもつながると考えられています。

スクールバス導入のデメリット

スクールバス導入に伴うデメリットとしては、これから考慮すべき問題が多くあります。
まずは、導入のためにある程度の予算が必要なこと。
毎日歩かずにスクールバスを利用することによる、子どもたちの体力低下も心配されます。

下校時間はクラブ活動などでそれぞれ異なるため、すべての生徒が利用するためにスクールバスの運行時刻や運行ルートをどうするべきかという課題もあります。
自宅からバス停までの距離が長くなる場合もあり、その間の安全確保にも配慮が必要です。

アメリカでは学校の先生の目が届きにくい密室空間のため、スクールバス内でいじめが起きやすいという問題も指摘されています。

「モークル」は送迎バスの位置情報LINE通知システム

スクールバス導入の際、合わせて検討したいのが「バスの位置情報通知システム」です。

バス情報アプリの一つ「 MOQUL(モークル)」は、幼稚園・保育所のほか、自動車学校、介護福祉施設、地域のコミュニティバス・社員送迎バスなど、様々な施設で採用されています。

ここではスクールバスの運行の際にも大きなメリットがあり、利用する児童たちや保護者の満足度も向上できるモークルの特徴をご紹介します。

送迎バスの位置情報をLINEで通知

モークルは、専用のアプリを新たにインストールする手間がなく、QRコードを読み取り「友達追加」するだけで利用できます。
LINEで手軽にバスの位置が取得できるのが大きな特徴です。

「今どこ?」ボタンをタップするだけの簡単な操作で15秒ごとのスクールバス位置情報が表示されるので、小学生にも使いやすい仕様になっています。

毎日の通学時に、「まだバスが来ないな…」とイライラすることがなく、大雨や猛暑など悪天候の日にも外で長時間待つ負担を軽減できます。

ドラレコ機能で安心。運行管理も可能

「MOQUL(モークル)」には、ドライブレコーダー搭載され、スクールバスの運行管理・事故防止ができます。

パイオニア製ドライブレコーダーを採用。運行状況データを自動的に可視化し、簡単に把握することが出来ます。

急ブレーキや急ハンドルなど運転手の危険な運転をチェックし、注意喚起することが可能で、客観的な記録・分析から運転手自身では気が付かなった運転の癖や、運転しにくい場所にも気が付くことができます。

万が一、スクールバスが事故に遭ったときにも、最新のテレマティクスを使って、事故レベルの危険運転の鮮明な映像20秒間をドライブレコーダーから自動送信し、すぐに正確な現場の状況を把握できます。

まとめ

  • スクールバス導入のための勉強会が発足。国内すべての小学校区での導入を目指す
  • 通学時の安全確保、防犯が日本でのスクールバス導入の大きなメリット
  • 位置情報LINE通知システム「モークル」は、小学生も使いやすく、ドラレコ機能で安心
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