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公立保育園と私立保育園の違いを解説!保育内容や料金の特徴

幼稚園、保育園運営

2022/04/29

保育園には、公立保育園と私立保育園がありますが、公立と私立、どちらを選ぶべきか、迷っている方も多いかもしれません。
その違いはどんなところにあるのでしょうか?

公立保育園と私立保育園の違いを知ることで、家庭環境やお子さんに合わせた最適な保育園選びをすることができます。
この記事では、運営元や保育内容、保育士や保育料など、公立保育園と私立保育園の違いを詳しく解説します。

公立・私立保育園の特徴・違い

保育園にはさまざまな施設があり、大きく分けて公立保育園と私立保育園があります。

公立保育園と私立保育園の大きな違いは、運営元です。
公立保育園は市町村などの自治体が運営しており、私立保育園は社会福祉法人、学校法人、民間企業などが運営を行っています。

保育施設には「認可」と「認可外」の施設があります。
認可外保育施設は、児童福祉法に基づく都道府県知事などの認可を受けていない保育施設のことです。

基本的に公立保育園は「認可施設」となり、私立保育園には「認可施設」「認可外施設」のどちらの施設もあります。

公立・私立保育園の保育内容と保育士

また、公立保育園と私立保育園では、保育内容や保育士の採用方法が異なります。
それぞれの違いについて、詳しく解説していきます。

公立・私立保育園の保育内容の違い

公立保育園は自治体が運営しているため、教育内容や保育の目標などが標準化されているのが特徴です。

各自治体で決められた保育計画に沿って、公立園間で差が出ないように運営され、同じ保育内容がすべての公立保育園で受けられるように、工夫されています。

それに比べ私立保育園では、運営団体や園長の教育方針などによって園の個性が異なり、保育内容に園独自のカラーが出ているのが特徴です。

モンテッソーリ教育を取り入れたり、外国人教師を招き英語教育を行ったり、食育に力を入れるなどプログラムも多様で、園ごとの方針によって保育内容にさまざまな違いがあります。

公立・私立保育園の保育士の違い

公立保育園と市立保育園では、保育士の採用方法も異なります。

公立保育園は市区町村などの自治体が運営するため、パートや非常勤以外の保育士は、地方公務員として市区町村に雇用されます。

つまり、公立保育園で勤務するためには、保育士資格の取得に加え、公務員試験に合格する必要があります。

公務員としての待遇が保証されるため、公立保育園は就業先として人気が高いのですが、試験の難易度も高く、各施設で欠員が出なければ採用されないため、公立保育園の保育士への道は非常に狭き門と言えます。

一方、私立保育園では、保育士は各運営団体と勤務契約し、雇用形態は社員・パート・アルバイトなど運営団体の基準によって異なります。

私立保育園では、養成校を卒業するか、保育士試験に合格すれば働くことが可能なため、公立保育園よりも就業しやすい傾向にあります。

採用方法は園によって色々ですが、一般企業と同じく、求人が出ている施設へ応募し面接を受けるという流れになります。

公立・私立保育園の料金

私立保育園は公立保育園より保育料が高いイメージがありますが、どちらも自治体から認可を受けた保育施設であるため、基本的に公立保育園と私立保育園の費用の違いはありません。

各家庭の前年度の世帯年収や家族構成などによって、自治体の基準で保育料が決定されます。

また、2019年10月から、幼児教育・保育の無償化がスタートしました。
子どもの年齢や通う施設に支援内容は異なりますが、一般的に3~5歳と一部の0~2歳の子どもが無償化の対象となっています。

無償化の対象となる3歳以上の子どもについては、上限37,000円の支援を受けることが可能です。

園によっては、保育料のみ無料で給食代は支払う場合もあり、実際の支払い金額については、通う予定の施設に問い合わせてみるのがよいでしょう。

公立・私立保育園で働く保育士の待遇

公立保育園と私立保育園の大きな違いとして、保育士の待遇面の違いも挙げられます。

厚生労働省の「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」の資料によると、保育士の給与実態は以下の通りです。

保育所の1人当たり給与月額(令和元年)

公立私立
主任保育士561,725円422,966円
保育士303,113円301,823円

保育士の給与だけを見ると、公立と私立の金額にあまり違いはありませんが、主任保育士になると10万円以上の差があることがわかります。

公立保育園の保育士は、地方公務員となるため、定期的な昇給があり、長く働くほど給与も上がります。賞与も園の運営状況に関わらず支給されます。

また、公立保育園の保育士には退職金制度があり、退職金は必ず支給されます。
私立保育園の保育士の場合は、退職金共済を利用しているところもあれば、退職金の制度がないところもあります。

勤続年数に応じて金額は変わるものの、平均してみると私立保育士よりも公立保育士の方が給与金額は多くなると考えられます。

さらに、公立保育園では、自治体によって内容は異なるものの、地方公務員と同じように福利厚生が受けられます。

最長3年間の育児休暇が取得できたり、共済組合に加入できたりすることから、結婚や出産後に職場復帰しやすいメリットもあります。

私立保育園の場合は住宅手当の支給や結婚・出産のお祝い金など、さまざまな福利厚生を設けている園もありますが、特に支給されない園も多くあるようです。

給与面に加え、福利厚生についても公立保育園の方が充実しているため、長く働き続ける人が多く、中堅や年配のベテランの先生など幅広い世代の保育士が在籍しているのも公立保育園の特徴と言えるでしょう。

▼参考
厚生労働省「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/data/pdf/chousa/kekka.pdf

保育ICTシステム「うぇぶさくら」で業務負担を軽減

公立保育園に比べ、給与や福利厚生面で不安定な面もある私立保育園の保育士。
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まとめ

  • 公立保育園と私立保育園の一番の違いは、運営元が自治体かそれ以外か
  • 公立保育園では保育内容が標準化しているが、私立保育園では園独自のカラーが出ている
  • 公立・私立保育園の保育料は自治体の基準で決定され、基本的に違いはない
  • 待遇面では、公立保育士の方が給与金額が高く、福利厚生も充実している
  • 「うぇぶさくら」で業務負担を軽減することで、保育士不足問題の解消を
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