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モンテッソーリ教育とシュタイナー教育とは?それぞれの特徴や違いを解説

幼稚園、保育園運営

2022/05/13

子どもの教育について調べる時や保育園・幼稚園を選ぶ時によく耳にするのが「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」です。

どちらも著名な教育家の名前で、その理念は世界中で知られ、実践されています。

この記事では、「モンテッソーリ教育」と「シュタイナー教育」の歴史や特徴を詳しく解説。さらに保育の質を高めるために効果的な、保育ICTシステムについてもご紹介します。

モンテッソーリ教育・シュタイナー教育の歴史

まずは、モンテッソーリ教育とシュタイナー教育の発祥と歴史について、それぞれ解説していきます。

両方とも、20世紀初頭にヨーロッパで生まれたという共通点があり、モンテッソーリ教育は医師、シュタイナー教育は哲学者によって考案された点が大きな違いとなっています。

モンテッソーリ教育の歴史

モンテッソーリ教育は、イタリア出身の女性医師マリア・モンテッソーリ(1870年~1952年)によって生み出された教育方法です。

モンテッソーリは、ローマ大学において女性で初めて医学博士の学位を取得した才女。卒業後は、精神病院で障害を持つ子どもたちの治療や教育に携わり、実験心理学、教育学にも研究分野を広げました。

自身の教育法を実践することで、知的能力を向上させることに成功し、大きな成果をあげたモンテッソーリは、この方法論が障害を持たない子どもの教育にも活かせると考え、1907年に保育施設「子どもの家」を開設。監督と指導担当に就任しました。

彼女の指導で子どもたちは生き生きと活動し、「こどもの家」でのさまざまな教育方法の実践からモンテッソーリ教育が確立していきます。

この教育法は心理学や大脳生理学においても教育効果が実証されており、100年以上前に誕生したとは思えないほど、優れたメソッドだと言われています。

シュタイナー教育の歴史

一方、シュタイナー教育は、ドイツで哲学者、教育者として活躍したルドルフ・シュタイナー(1861年~1925年)によって考案された教育方法です。

シュタイナーは哲学の博士号を持ち、科学によって精神性を探求していく「人智学(アントロポゾフィー)」を確立したことで知られています。人間が存在する法則を深く理解し、それに応じて行動するための道筋を提示してくれる思想です。

シュタイナーは1919年、自身の教育理念を実現するために、ドイツで「自由ヴァルドルフ学校」を創立します。

校名の「自由」には、「自由な人間を育成する」という決意が込められています。

知的な学習は教育のほんの一部と考え、手足を動かした芸術活動を重んじ、子供の能力を引き出す教育法「シュタイナー教育」がこの学校からスタートしました。

その後、シュタイナー教育は世界的に受け入れられ、教育方法を取り入れた施設は世界で1000校以上も設立されています。

モンテッソーリ教育・シュタイナー教育の特徴

では、実際にそれぞれの具体的な教育方法は、どのようなものなのでしょうか。

どちらの教育も「自由」を重視しているのが特徴ですが、モンテッソーリ教育は「子どもが自分を教育する環境」を整えることを大切にする一方、シュタイナー教育は「子どもを学校でどう教育するか」に着目しているという点に違いがあります。

モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育では、子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)がある、ということが前提にあります。

この力を充分に発揮できる環境を整え、自発的な活動を促して成長させることがモンテッソーリ教育の基本理念です。

一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思うものを適切に用意し、興味を引き出します。

子どもたちは自分で選んだ活動に繰り返し取り組みながら、さまざまな能力を獲得していきます。

モンテッソーリ教育には主に3種類の活動があります。

1つ目は、言語、感覚、算数、文化の活動に用いる「教具」を使った練習です。手先の感覚を鍛えたり、言葉や数を覚えたりと、それぞれに目的が設定されています。

2つ目は日常生活の練習。自分で身の回りのことをしてもらいますが、一般的なしつけとは違い、自主的にさまざまな生活習慣を獲得することができるように工夫します。

3つ目は社会性の獲得。年齢や立場の異なる色々な人とうまく協調することです。

そのため、2歳半から6歳の子どもたちが同じクラスで活動する「縦割りクラス編成」も、モンテッソーリ教育を実践する保育施設の特徴です。年上と年下が共存することで様々な教育効果が生まれ、真の社会性が得られると考えられています。

シュタイナー教育の特徴

シュタイナーは「子どもの魂の中にいろいろなものを注ぎ込むのではなく、成長を妨げる障害物を取り除き、その精神が自分自身で成長するきっかけをつくってあげること」が大切と考えていました。

この理念を受け継いだシュタイナー教育では、子どもたちそれぞれの個性を尊重し、一人ひとりが持つ能力を最大限に引き出すことを目的としています。

テストや成績表などで能力を数値化することなく、のびのびと教育を行うことで、自分で考えて行動できる人間の育成を目指しています。

また、「教育そのものが芸術行為であるべき」とし、感受性を伸ばすことに重きを置いているのも特徴です。

芸術的なものに触れることで感情が高まり、偏見から自己を解放することで、自由な人聞を育成できるという考えに基づいています。

「フォルメン」「オイリュトミー」という独自の教育法もあります。

「フォルメン」とは、直線や曲線、幾何学模様を描くことで、集中力をつけたり指先を訓練する方法。
「オイリュトミー」は、音楽に合わせて体を動かし、図形や感情を表現する科目で、美しい身ぶりや、他者との調和が学べるとしています。

モンテッソーリ教育・シュタイナー教育を受けた有名人

モンテッソーリ教育やシュタイナー教育を受けることで、どのような才能が引き出されたのか、それぞれの教育を受けた有名人の方もご紹介します。

モンテッソーリ教育を受けた有名人

モンテッソーリ教育を受けた有名人として挙げられるのは、棋士の藤井聡太さんです。モンテッソーリ教育を取り入れている「雪の聖母幼稚園」(愛知県)で学んだ経験があります。

紙や布を編み込ませる知育遊びのひとつ「ハートバッグ」づくりに夢中になっていたそうで、高い集中力が養われ、自分でできたという達成感・自信もついたのかもしれません。

海外の有名人としては、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスさんや、Googleの共同創立者 セルゲイ・ブリンさん、ラリー・ペイジさん、Facebookの創業者 マーク・ザッカーバーグさんなど。

どの企業もIT分野で世界的な影響力を持っていますが、皆モンテッソーリ・スクールに通っていました。モンテッソーリ教育で発想力や挑戦する力、問題解決の方が育まれたのではないでしょうか。

シュタイナー教育を受けた有名人

シュタイナー教育を受けた有名人としては、俳優の斉藤工さんが挙げられます。

斉藤さんは、幼児クラスから小学校6年生まで「東京シュタイナーシューレ」(現・シュタイナー学園)に在籍していました。

インタビューでも「シュタイナー教育によって身につくことは、卒業後の人生においてずっと必要な自分の生き方や理念、世界観を培うための基礎となります。シュタイナー教育をベースとして、自分の本音というか、自分にしかない自分が強く組み込まれると、どんな道に向かっても未来を彩り豊かに歩んでいけるのではないかと思います。」とシュタイナー教育を高く評価しています。

▼参考 
学校法シュタイナー学園「卒業生インタビュー」より
https://www.steiner.ed.jp/activity/卒業生インタビュー-斎藤工さん(2期生)/

保育士の希望から生まれた保育ICTシステム「うぇぶさくら」

子どもたちの持つ力や才能を引き出す「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」。

これらの理念に共感し、それぞれの方法を取り入れることで、保育内容や教育を充実させている保育園や幼稚園が増えています。

そして、さらにIT化が進む現在、質の高い保育を提供するために注目されているのが、保育ICTシステムです。

保育士の業務を効率化し、園児たちと触れ合う時間を増やすために、ICTシステムを導入する保育施設は増加傾向にあります。

各社からさまざまなシステムが開発されていますが、おすすめなのが「うぇぶさくら」。

保育園や幼稚園の先生たちの希望から生まれた総合保育支援システムで、登園管理や指導計画、発達チェックなどの園児の管理から、請求管理、職員の勤怠管理に至るまで、園の複雑な管理業務をWeb上で一元管理することが可能です。

パソコンが苦手な人でもストレスなく使いこなせるよう、分かりやすい画面で操作をできるだけ簡単にすることにこだわり、充実したサポート体制で初めての方も安心です。

「より良い園作り」のために、先生たちの希望をすべて詰め込んで開発された、保育管理システム「うぇぶさくら」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

▼総合保育管理システム うぇぶさくら
https://web-sakura.jp/

弊社でもうぇぶさくらを取り扱っておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
https://moqul.net/contact

まとめ

  • 「モンテッソーリ教育」は、女性医師マリア・モンテッソーリによって、「シュタイナー教育」は、哲学者ルドルフ・シュタイナーによって考案された教育方法
  • 子どもの自己教育力を発揮できる環境を整え、自発的な活動を促して成長させることがモンテッソーリ教育の基本理念
  • シュタイナー教育では「教育そのものが芸術行為であるべき」とし、感受性を伸ばすことに重きを置く
  • モンテッソーリ教育を受けた棋士の藤井聡太さん、シュタイナー教育を受けた俳優の斉藤工さんなど、才能を開花した有名人も
  • 質の高い保育の提供のために、保育ICTシステム「うぇぶさくら」の導入も効果的
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