車両管理システムとは?導入メリットや選び方を解説!
お役立ち情報
2022/04/01
所有する営業車や送迎車などの情報を一括で管理できる「車両管理システム」。
多機能で業務効率化などのメリットがあり、導入する企業が増えています。
この記事では、車両管理システムの機能や導入のメリット・デメリット、システムを選ぶ上でのポイントなどを、詳しく解説。
おすすめの車両管理システムもご紹介します。
車両管理システムとは?
車両管理システムとは、会社で所有する社用車を一括で管理できるシステムです。
運転中の位置や経路、速度などの運行情報をリアルタイムで把握することができ、管理業務の効率化や安全運転の維持に役立ちます。
車載器を搭載したり、スマートフォンアプリをインストールしたりするだけで利用が可能となり、従来の運行管理設備に比べて導入しやすく、営業車や送迎バスなどを持つさまざまな企業で採用されることが増えてきました。
保険加入や登録番号などの車両に関する情報、緊急連絡先などのドライバー情報、車両日報も管理することができ、コストの削減にもつながります。
車両管理システムの機能
車両管理システムを利用すると、具体的にどのようなことができるのでしょうか。
車両管理システムの主な機能としては、以下のものが挙げられます。
位置情報の取得
車両の現在の位置情報を地図上にリアルタイムで表示。
緊急時にも状況を迅速に把握できます。
走行軌跡も管理でき、効率のよいルートを分析することで業務の効率化にもつながります。
危険運転アラート通知
事前に設定した速度を超過したり、急ブレーキや急発進などの危険運転をした際に、管理者へ自動通知。
事故を防ぎ、安全運転指導に活かすことができます。
運転傾向分析
安全運転や燃費効率のよい運転をしているかを評価し、ドライバーの運転傾向を分析。
適切な自己診断と運転指導ができます。
車両稼働管理
稼働状況を画面に一覧で表示。業務に適切な車両台数の検証に役立ち、台数の削減や駐車場縮小などの経費削減も実現できます。
日報自動作成
車両走行記録をもとに日報・月報を自動生成。事務作業や管理業務の効率を大幅にアップできます。
車両管理システムを導入するメリット・デメリット
では、実際に車両管理システムを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
利点だけではなく、注意すべきデメリットもあります。
車両管理システムを導入する際のメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
車両管理システムのメリット
車両管理システムを利用することで、多くのメリットがあると考えられます。
大きく分けると、下記の5つの点です。
・事故防止に役立つ
指示するだけでは実現が難しい安全運転をシステムとして実践できます。
たとえば、危険運転通知や運転傾向の把握で、より効果的な安全運転指導が可能になります。
危険運転が起こりやすい箇所を把握し、地図上で管理して周知すれば、事故リスクを更に減らすこともできます。
・業務の効率化
ナビ機能やデータ管理機能を利用することで、作業効率を考えた指示が可能になります。
ルート最適化の機能を利用すれば生産性をアップできますし、日報作成などの事務作業の負担を削減できれば、従業員が本来の業務に集中でき、業務の効率化を実現できます。
Web上で一元管理が可能になるため、管理者の負担軽減にもつながります。
・コストが削減できる
稼働状況や運転傾向をデータとして可視化することで、適切な車両台数や保険料の見直し、燃費を抑えることが可能です。
日報の自動作成ができるため、人件費の削減も期待できます。
・長時間労働を解消できる
取得した位置情報や走行記録を活用すれば、ドライバーと管理者の連携がしやすくなり、休憩のチェックや長時間労働を把握し、適切な指導ができます。
事務作業が効率化されることで、残業時間も削減できます。
・モチベーションアップにつながる
走行記録や運転傾向をもとに、安全運転・エコドライブの観点から人事評価に利用することで、従業員のモチベーションアップも期待できます。
車両管理システムのデメリット
一方でデメリットとしては、従業員に監視されている印象を与える点です。
リアルタイムで車両の位置やルートを把握されるのは、自分のペースで仕事ができず、管理が厳しくなったと感じさせる場合もあります。
中には導入に批判的な意見もあるかもしれません。
社内でトラブルにならないよう、車両管理システムを導入することで、会社と従業員の双方にどのようなメリットがあるかをしっかりと理解してもらうことが必要です。
また、ある程度導入コストがかかることもデメリットの一つです。
最近は、初期導入コストの低い車両管理システムが多いですが、それでも導入コストを上回る効果があるのかをしっかりと見極め、会社の状況に合わせたものを比較検討しましょう。
車両管理システムの選び方
業務の効率化などのメリットを最大限に発揮させるためにも、会社に合った車両管理システムを選ぶことは重要です。
まずは導入の目的をはっきりさせること。コストを削減したい、ドライバーの負担を軽減したい、など最優先すべき機能のついたシステムを選択するようにします。
最適なデバイスを選ぶのも重要なポイント。車両に設置するデバイスのタイプには、主に5つの種類があります。
- OBD-Ⅱポート型
- デジタルタコグラフ搭載型
- シガーソケット型
- ドライブレコーダー型
- スマホアプリ型
タイプによって、設置工事の有無や機能の範囲、費用が異なります。
パソコンやスマートフォン以外の専用機器を使用するシステムもあるので、導入時とメンテナンスにかかるコストを比較検討し、見極める必要があります。
また、実際に利用する管理者やドライバーにとって、使いやすいかどうかもポイントです。
操作がシンプルで負担が少なく、サポート機能も充実しているシステムを選ぶようにしましょう。
送迎バスの位置情報LINE通知システム「モークル」は車両管理システムを標準搭載
車両管理システムを検討しているなら、位置情報LINE通知システム「モークル」がおすすめです。
パイオニア運行管理システム「ビークルアシスト」を標準装備しており、バスの運行管理と事故防止にもお役立ちする5つの機能があります。
- 運転日報の作成
- ドライバーの運転診断
- バスの現在位置情報(動態管理)
- ドラレコ映像
- 危険運転の警告
今バスがどこにいるのかを、LINEで気軽に問い合わせできるので、利用者の満足度もアップさせつつ、送迎バスの安全管理や危険運転防止、業務の効率化を実現できます。
さまざまな施設で採用され、利用者とバス運行管理者、そして従業員の悩みを一度に解決できる「モークル」を導入してみてはいかがでしょうか?
▼モークルの運行管理・ドラレコ機能を詳しく見る
https://moqul.net/reason#tcs
まとめ
- 車両管理システムは社用車を一括で管理できるシステム
- 位置情報の取得や運転傾向の分析、日報の自動作成などの機能がある
- 事故防止や業務効率化などメリットが多いが、管理されているイメージを与える場合も
- 導入の目的をはっきりさせ、デバイスとコスト面で比較検討し選ぶのがポイント